
近代土木遺産の湊川隧道。1年に1回の通り抜けに行って来ました。
ここが入口です。通る度に一度入ってみたいと思っていました。

入るとコンクリート造り。隧道の歴史のパネル展示。
ここから一気に下って行く。

1901年(明治34年)竣工。120年も前に造られました。
トンネル内には電灯がともっていたのでほんのり明るい。

当時のことです掘削機も無く手掘りだったそうです。
黒部もそうですが、当時の努力が偲ばれます。

泉州から運んできた煉瓦。積み方はイギリス方式だそうだ。
煉瓦が横・縦と一段ずつ違う。
切り石は、岡山県北木島や瀬戸内海域の石です。
最初に、保存会の方の隧道の説明を聞く。歴史がよくわかりました。

水が流れている所もある。天井から水滴がポトリ。

滑らないように間隔を明けて歩く。
異空間を体感する。

1.7キロ。約1時間かかって向こうに光が見えた。

兵庫区からお隣の長田区まで。

ここが出口です。

しばらく川沿いを歩く。きれいな水です。
友の会の方が随所で案内や事故の無いようについてくださった。
ありがとうございます。お世話になりました。
階段を上がると、長田商店街でした。
トンネルから出てきた人たちで、商店街は大賑わい。
老舗が連なる商店街も楽しみました。
新湊川の完成により壊されるところ、地元、学者、民間の活動により、
歴史、技術が評価され、近代土木遺産として保存されています。
ここでは、ミニコンサートや講演会、見学会が行われています。
リコーダーをここで吹いたら、響き過ぎるだろうな。
楽しい体験でした。

記念のカードを頂きました♪