雨の日も風の日も ららる~♪

気ままな毎日を綴ります。

お墓のこと

2023-05-02 | 日々

夫は四人兄弟の3番目。故郷横浜にある、両親の眠る先祖代々のお墓には入れません。従って私たちの入るお墓が無い。若い頃は考えもしなかったけれど年がいくにつれそろそろ考えなくてはね~となった。ウチの息子たちには墓参りの習慣は無い。息子たちを連れて余り墓参りをしなかったからです。そこで誰も墓参りに来なくてもきちんと管理をしてくれる所が第一条件。管理費も一括でその後の負担がない無いところ。お寺とは無縁のところ。樹木葬も始まったばかりで、探したのですがどれもいまひとつ…。

そうこうしているうち夫の定年に合わせるかのように、希望通りの墓が見つかりました。これから建設されるという墓の募集がありました。墓は要らないという夫でしたが、妻の願いならばと了承。申し込みしました。申し込みから約1年後に完成しました。後を託す長男夫婦と次男と一緒に見に行きました。それは広大な芝生の敷地に建っていました。〇〇家と横書きのシンプルな墓。気持ちのいい緑の山の中です。偶然にも次男の家から近かった。
納骨棺にはたくさん入ります。男兄弟一家みんな一緒に入ればいい。孫たちもみんな男だし。海の好きな嫁は海に散骨したい言っていますが。長男も次男も関係ない。後は自由に好きなようにすればいいと思う。その頃になったら墓の考えもまた違っているかもしれません。

あれから10年以上が経ち今になれば、お墓も要らなかったようにも思える。夫の思いも分かるようになった。納骨堂で十分だったかも知れません。納骨堂がいっぱいになったら合同の墓でもいい。日本のどこかで眠れたら。と言うかもう無になっているのだから。この年齢になるとそう思う。骨も一つだけでいいのです。小さな骨壺に1個だけ。でも最後に行くところが決まているので良かったと思ってます。息子たちが墓がない!になるのは困るでしょう。ローラは一緒に入れません。そっと一つ入れようかな。

終活

2023-05-02 | 日々

新聞の死亡欄を何気なく見ています。人は何歳でどんな形で亡くなるのか…。
夫婦共に、いつ亡くなってもおかしくない年齢になりました。
死亡欄では、葬儀は近親者で済ませましたというのが大半です。コロナもあったけれど、葬儀のありようも変化してきました。ごく身近な人で見送る。理想的ないい形になって来たのではないかと思います。

この前の辻さんのブログは「終活」についてだった。「終活」という言葉はあまり好きではありませんが。辻さんは、葬儀も戒名も墓も要らない。辻仁成は辻仁成でいいと。エンディングノートをひとり息子の十斗君に書いているそうです。辻さんの周りで急逝された方が相次いだこともあるのでしょうね。ずいぶん具体的です。犬のサンシーのこともね。残されたものが慌てないように。これってとても大事なことですね。

わが家でも夫が定年を迎えた時に夫と話し合いました。随分前です。定年になり生活が一変する。新しいスタートがいいきっかけでした。
延命治療はしないこと。葬儀は家族のみで行う。亡くなったことは後日お知らせする。もちろん戒名は不要。小さな墓は墓地公園に退職金から買いました。後からの管理は一切不要。永遠に?日本が存在する限り綺麗な公園の中にあるでしょう。息子たちに負担をかけないようにということが一番。小さな家族葬も申し込みました。夫だけだったので、この連休に私も申し込む予定。今まで多くの方の葬儀に参列して、一番気に入った会場の小さな家族葬です。
お金のことも夫婦で話し合った。これからのこと。大病を患うかも、寝たきりや認知症になるかも知れません。いつまで生きるのか、どちらが先に行くのか。先のことは全く未定。それによって変わってきます。まだ準備することはありそうですが、出来るところから少しづつ片付けていくつもりです。
毎日を大事にしながら。

先日の「徹子の部屋」のゲストは100歳になられた15代目千宗室さんでした。特攻隊で出撃出来ず生還されたそうです。海外へ講演の予定だとか。
矍鑠としたお姿に感動。昨日は、瞳がきらきら輝く10歳の歌舞役者の尾上眞秀君(寺島しのぶさんの長男)でした。100歳と10歳。生きてるって素晴らしいですね。