面白草紙朝倉薫VS安達龍真

夢と現実のはざまで

今日で終わり

2007年10月30日 | Weblog
 藤間流「穂積会」は3年に一度の国立劇場なので、出演させていただけるだけで光栄なことなのだが、朝倉は「友情出演」という肩書きだと聞かされて、慄いている。

 夜が白む頃には案内状書きも終わると思う。明日から電話攻勢である。何だか、選挙運動めいて恐縮だが、気合いが入っている。昨日、「日舞は苦手だなあ」というO社長に奥様の分と2枚売りつけた。勢いでW氏にも電話をかけたが、感づいたのか留守電にされてしまった。

 11月12日、お越し下さいましたら必ず楽屋にお立ち寄り下さいませ。記念写真など撮りましょう。などと、呑気なことを云っている場合ではないのだが、僕の気持ちの中で、何か、人生の区切りとなるような気がしているのです。

 粉々に砕けたコップの欠片を10年も捨てられずにいた。この先、もう10年があるのかどうか分からないが、僕にとって「ポケット一杯の幸せ」が何なのか、せめて気付いて終わりにしたい。