面白草紙朝倉薫VS安達龍真

夢と現実のはざまで

金木犀が哀しいね。

2007年10月08日 | Weblog
 7時間も一人で踊っていれば筋肉痛にもなるだろう。この歳で無鉄砲だと諭されたら、恥入ることこの上なし。今日も18時から下丸子でリハーサル。少しでも褒められたくて僕は稽古に励んでいる。司亮と安達竹彦のゴーシュコンビも徹夜で稽古に励んでいた。稽古場に活力を感じるのは良いものだ。

 風が金木犀の香りを運んできた。雨模様の朝は何もなくても淋しいのに、過ぎ行く季節を知らせる金木犀の香りが、記憶の底に閉じ込めた哀しいひとを思い出させる。

 おしえてあげましょか?風の生まれる山。
 一緒にゆきましょか?夢の眠る海。
 遠い昔に出逢いましたね?
 私の声をお忘れですか?
  
 起こしてくれますか?睫毛に指を触れて…。

 作詞 朝倉薫 作曲 神津裕之

 ドールのテーマ曲「那由多の契り」です。
 主演の幕田美子が歌っています。心に染み入る歌声です。涙がこみ上げます。自分の作詞で泣くのは可笑しいのですが、神津裕之の曲が美し過ぎるのです。「スタント」のテーマなど、良い曲が揃ったので、そろそろ劇中歌集第三弾を出したいですね。