面白草紙朝倉薫VS安達龍真

夢と現実のはざまで

ボロボロですが。

2007年10月03日 | Weblog
 千鳥町の先生の稽古場で三時間の特訓を受け、ホッと足袋を脱いでいると、「明日もいらして下さる?」と、先生のさりげないお言葉。何しろ名のある会で国立の舞台、しかも「風流陣」のシテである。僕の不安より先生のご心配の方が大きいのは当然だ。と、云う訳で明日も午後から千鳥町で特訓です。世阿弥の初心忘れるべからずが身に沁みる秋の夕暮れ、ボロボロの身体を引き摺って坂上に戻る。何事も基礎を疎かにするとツケが溜まるのです。

 「クリスマスファンタジー」の出演者決定と構成を今週中に終わらせ、ポスター、チラシの作成に入らなければならない。けっこう焦っているのだが、体力回復を優先して仮眠をとった。二時間ほど眠ると電話に起こされた。これから深夜スーパーに買い出し。

 身体が酒を受けつけなくなって20年近くなるが、何だかこの頃肉類もそれほど欲しくなくなった。無理に栄養を考えることもないので、自然にまかせよう。身体が自分のことを一番知っているのだ。

 沢山の方に支援され演劇活動が出来る幸福と、理想の稽古場を作る夢を抱いて、僕は今日も1日を生きている。ボロボロでも、ありがたいことだ。