面白草紙朝倉薫VS安達龍真

夢と現実のはざまで

推敲

2007年10月16日 | Weblog
 殆どがペンの走るにまかせて一晩で書き上げた。そしてそれを自慢していた。自分で演出するから現場で何とかしようと、概要だけで済ませたページもある。20年近く荒っぽい文章を書いていたら、小説が書けなくなるのは当然のことだ。

 今日、堀川りょうが出演する「ネバーランド・ア・ゴーゴー」を観劇した。何度も推敲されたであろう脚本は、俳優が多少荒っぽい芝居をしても揺るぎもしない頑丈さだった。小気味良いテンポの二時間、身を乗り出して見入った。ただ、演出についてはどうしても不満がのこる。それは何を観ても思うことなので、決して作品の良し悪しとは関係ない。僕ならこうしたいと勝手に思うだけである。いずれにしても、俳優が力を尽くして熱演する舞台は瑞々しく輝いている。

 で、何を言いたいかというと、今日から僕も書き上げた作品を推敲して、より面白い舞台を作り上げたい、と、思った次第である。ただし、俳優の負担が減るかどうかは、僕の関知するところではない。まずは、クリスマスファンタジー、いよいよ20日から稽古に入ります。素敵な俳優さんが勢ぞろいです。