107年目のぶどう作り~朝どりぶどう日記~

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スプリンクラー

2009年07月21日 | ぶどう園作業の様子 山梨県山梨市から
いよいよ梅雨明けしました。

山梨でも先日は最高気温が37度(!)を記録しました。


ぶどう畑も摘粒袋かけの作業が済んで、

夏場の管理作業が中心の日々をすごしています。


今日はスプリンクラーを使って週一回の

恒例である葡萄畑の灌水(水やり)作業をしました。





雨除けハウス施設でぶどうを育てているので

この灌水作業は欠かせません。


このスプリンクラーと雨除け施設のおかげで

日本中で雨が多くて病気等が大発生した年や、

日照りが続き(乾燥の影響で)ぶどうの実が

大きくならなかった年にも古久七農園では

高品質なぶどうを安定的に生産してきました。


これからも日々の天候を見ながら微妙な水分調節を施し

9月には最高のぶどうがお届けできるように

じっくりと育んでいきます。


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守護神 リュウ

2009年07月20日 | 葡萄園での出来事 山梨県山梨市から
古久七農園の守護神リュウくん(黒豆芝♂)です。





芸は「お手」くらいしかできませんが

非常に縄張り感覚が優れていて、無駄吠えせずに

葡萄園のすみずみまで見張ってくれるとても心強い存在です。


この時期になると山梨でも畑から作物が盗まれるという

悲しいニュースが報道されますが、リュウくんのおかげで

ここ数年は葡萄が盗まれる心配はありません。



ただ、彼の唯一の欠点は人間の女性が好きという点・・・


お手伝いさんが犬小屋のそばで仕事をしていると

だれかれかまわず足に抱きついてマウント(!)してしまい

やや迷惑がられています。。

ぶどうの袋かけ

2009年07月17日 | ぶどう園作業の様子 山梨県山梨市から
摘粒作業が済んだぶどうに果実袋をかけていきます。


ぶどうの品種は「クルガンローズ」

熟すとほんのりローズピンクの仕上がりになります。





一房づつ、ていねいにかけていきます。





皆さまにお届けする大切なぶどうに

害虫や病原菌が入らないように・・・





ていねいに止め口をたたんでいきます。

餃子のイメージ(?!)





最後に口金をキッチリ&しっかり止めます。

固い針金なので、注意しないとケガします。





クルクルっと巻いて

はい!出来上がり♪





この後、袋の上から日焼け防止用のカサをかけます。


これからぶどう栽培には欠かせないボルドー液(使用しても

有機栽培の認定を受けることができる薬)を散布するのですが、

たとえ安全とは言え、ぶどうの房にかかると青白い点々となって

残ってしまい、ひどく汚れて見えるのです。


古久七農園ではこの袋かけをすることにより、

ぶどう自体はいっさい(!)汚しません!!


これからぶどうは8月下旬~10月まで病害虫&病原菌や

汚れなどから守られながら、袋の中でじっくり熟成していきます。


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事件発生その後・・・巣立ち

2009年07月15日 | 葡萄園での出来事 山梨県山梨市から
瀬戸ジャイアンツの樹の上でキジバトの巣を発見してから


仕事の合い間にヒナたちの成長を見守ってきたのですが・・・


あれ? いない?!





先週まではたしかにいたのですが・・・


いつの間にか巣立ってしまったようです。





そういえば巣からはみ出しそうなくらい大きくなっていました。



当たり前ですが、別れの言葉もないままでした・・・


きっといつの日か大きくなって帰ってきてくれることでしょう。。



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瀬戸ジャイアンツ (桃太郎ぶどう)

2009年07月13日 | ぶどう園作業の様子 山梨県山梨市から
ネオマスカットとグザルカラーという品種からできた

瀬戸ジャイアンツ(別名:桃太郎ぶどう)です。


この時点でも、あと3~4粒くらい摘粒が必要ですね。





この品種は最近マスコミでもよく取り上げられる人気急上昇のぶどうです。

見た目の可愛らしさ、十分な甘みなのに後味スッキリの上品な味から

人気が高まり、なかなか市場に出回らない状況なようです。


また瀬戸ジャイアンツの栽培はとても難しく、収穫量の少ない貴重品種です。


約一か月前アップした写真に比べると (長さ約3センチ)





こんなにも成長しました。





果粒は桃のような窪みがある特徴的な形をしています。

中にはハートの形をしたものもあります。

「桃太郎ぶどう」というネーミングにもうなずけますね。


かなり大きくなったように見えるでしょうが、

甘熟まではあと2カ月半ほど待たなければなりません。

10月になってから一房一房の熟度を見極めて収穫します。


実は大粒で、パンパンにはった房はボリューム感たっぷり!

皮がとても薄く透き通るような繊細さがあります。

甘熟すると種無しで皮ごとパリッと食べられます。

一粒かじると爽やかな甘い果汁が口一杯に広がるのです。。


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マニキュアフィンガー 高校生

2009年07月11日 | マニキュアフィンガー ぶどう 成長記録
マニキュアフィンガーです。





ずいぶん大きくなって(高校生?)

摘粒作業が出来るようになりました。


しかし・・・

ご覧のように小粒がたくさんついています!!





すべてハサミで取り除かなければなりません。

じつは恐ろし~く手間がかかるのです。





摘粒作業には普通のぶどうの3倍以上の時間がぁぁ・・・


上の写真からから約10分かかってようやく↓





と、いうわけですっかりきれいになりました。


現在はピカピカしてますが、この後一か月半のうちに

綺麗に果粉がのってきます。





これから果実袋の中で「箱入り」ならぬ「袋入り娘」となって

皆さんのお手元にお嫁入りするまでの日々をすごします。。

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ロザリオビアンコ 葡萄の摘粒作業

2009年07月04日 | ぶどう園作業の様子 山梨県山梨市から
葡萄の摘粒作業が続いています。

これはロザリオビアンコという名前のブドウです。




ちょっと小さくて確認しづらいとは思いますが、

お手伝いさんは今日は7名の方が来ています。


↓葡萄園での作業中の様子です。





皆さんの近くに行くと湿布(シップ)の香りが・・・


手を上げっぱなしの過酷な作業なので

肩こり&腰痛との戦いにもなるのです。


摘粒作業が始まってはや3週間が経過しました。


袋かけも含めて残りあと1週間ほどということで

来週はいよいよラストスパートに入ります。。

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