107年目のぶどう作り~朝どりぶどう日記~

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ぶどうの摘粒作業

2009年06月25日 | ぶどう園作業の様子 山梨県山梨市から
ぶどうの摘粒作業が続いています。

この品種は ロザリオロッソ といいます。

「摘粒」とは、主に果実の一粒一粒を大きくさせるために行う作業です。

摘粒作業には専用のハサミを使います。


↓摘粒前のロザリオロッソ



まずは上部からハサミを入れていきます。



摘粒作業は早め早めに行わないと

果粒の肥大やぶどうの形状が悪くなります。



ここまで大きくなるとぶどうは傷がつきやすくなるため

慎重に慎重に作業しています。



無核果粒、小粒、傷果、害虫による被害果などを取り除き、

品種ごとの適正な大きさと粒の数を残して整形していきます。



もうすぐ仕上がりです。



ようやく完成しました。




と・・・ここまではよその農園もやっていますが

ここからが古久七農園ならではの作業。


ここで筆の登場です。

この筆を使って房洗いで落としきれなかった

花カス等を取り除く作業をしていきます。



病気の予防=減農薬につながる大事な作業です。

専門用語で「耕種的防除」と呼んでいます。



ここまでやると、食べ終わったあとのぶどうの房が綺麗にもなります。



古久七農園のぶどうは食べた後まで綺麗だねえ」

お客様にお褒めいただき、長年のご愛顧をいただいている理由は

こんなところからも生まれてくるのです。



↑ようやく完成しました。


すべてのぶどうにこの作業を行うため

大勢のお手伝いさん達と頑張っています。


腕を上げっぱなしの姿勢で行うため

作業が終わると肩や腰が悲鳴を上げる毎日です。。


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