お茶目なその人

私の座席の数メートル先に、私の身長くらいの壁でしきられている会議スペースがある。
今日、自分の座席で黙々と仕事をしていると、その会議スペースの壁から、多分背伸びして、目から上だけを出して私に手を振るお茶目な女の人がいた。

ん？　私に手を振っているの？

私はOA用の度の低いめがねをかけていたので、誰だかよくわからなかった。

いったい誰？

小さく会釈したあと、早速調べる。
その会議スペースでの会議の内容は…。

なんと、てーたまさんだった。

ああ、たくさん話したいことがあるのにぃ～。
会議が終わったあと、彼女も職場の方と一緒だったのでそのまま退場していった…。

以前は毎日昼食をご一緒させていただいていたのだけど、職場が変わってからはめったにこちらにいらっしゃることもなく、あの頃を非常に懐かしく思いながら家路につく。
てーたまさん、今度はぜひお昼休みの直前に終わる会議にいらしてください。
と、ここでお願いしてみたりして…。
また会いにいきま～す。

仕事

同じ会社に勤める馬君は、今、各セクションから引っ張りだこだ。
リーダークラスに身を置きがんばっているようだ。

私は馬君と同期入社なのだがなぁ。
同じ研修を受けて、同じスタートをきったはずなのに、大きく水を開けられてしまったなぁ。
とずっと思っている。

さて、私はこの先どこへ向かうか。
明日は2回目のキャリアカウンセリングだ。

懐かしい

昨夜もプラレールで遊んでいたボコちゃん。
片付けるとき、高架直線レールを手に持ち、

ボコ「ママぁ～、これ、懐かしいよ！」

と言う。
あんたはまだ3歳だろう…。
しかも、このプラレールで遊び始めてまだ1週間しか経っていないぞ。

しかし、そんな言葉どこで聞いたのだろう…。

ファブリーズ

私は、普段から香水だのコロンだのをあまりつけない。
汗をかく夏に、制汗スプレーを使うことはあるのだが。
あ、そうそう、昔、勝負デート（勝った試しはないが）や気合いのプレゼンのときはつけたことがあったかも（遠い目）…。

ま、それはおいて。

私の女性上司は、微妙な香がする。
別に嫌な香じゃなく、むしろすごく親しみやすい香。

なんだろう…と考えてみると、お掃除のときにお部屋の布類にシュシュッとする、ファブリーズの匂いだった。