久しぶりに将棋の話題をお伝えいたします。
本日6日（水）と明日7日（木）の2日間、将棋の第80期 名人戦七番勝負 第1局が、東京都文京区のホテル椿山荘東京で開催されます。
渡辺明名人にとっては3連覇がかかる名人戦であり、来年に挑んでくるであろう藤井聡太五冠のことを想いつつ、「ここでは負けられない」という強い意志で臨む一戦でありましょう。
一方の斎藤慎太郎八段にとっては、昨年に続く2年連続の挑戦となります。昨年の名人戦は第1局快勝でのスタートとなったものの、そのあとは良いところなしの4連敗で渡辺名人に敗れ去りましたので、捲土重来の七番勝負となります。
斉藤慎太郎八段は、2期連続でA級順位戦を8勝1敗で勝ち抜きました。特に80期は、豊島九段、永瀬王座、広瀬八段、羽生永世七冠といった骨っぽい面々を次々倒して、最終戦を待たずに挑戦権を獲得しました。
まぁ、斎藤慎太郎八段は、順位戦にパワーを集中している棋士というイメージが強いのも事実。ただし、順位戦だけでなく、その他の棋戦でも、藤井聡太五冠との対戦で勝利するなど、地力は間違いなくトップ級。今回は、対 渡辺明名人に向けた戦術を練りに練って臨んでくると思います。
2022年度の将棋界は、藤井聡太五冠と渡辺明名人を中心に回っていくことは間違いありませんが、そこに待ったをかける候補の一人が斎藤慎太郎八段。まずは、この第80期 将棋名人戦七番勝負に注目して参りましょう!!
