本日は平成最後の日であります。そういえば30年前、平成最初の日は突然始まりました。
というのは、当時私は一人でニューヨークにいて、米国の資産運用会社にトレーニー派遣をされていた最中。突然日本からの電話で起こされたら、「陛下が亡くなり、新たな元号が平成になった」と。派遣元の総務課長がわざわざ知らせてくれたので、知ることができたという次第。記憶が定かではありませんが、確かアメリカは休日(土曜日か日曜日)で、マンハッタンのミッドタウンあたりをフラフラ歩いていると、ウオルドルフ・アストリアホテルでは、正面玄関に日の丸の半旗を掲げておりました。また、道行く人も、当方が日本人と判れば、「I am sorry」と弔意を述べてくれる人がかなりおりました。
当時は「Japan as No.1」ともてはやされた頃ですが、アメリカ人の多くが本音では日本人を苦々しく思っていた時です。ただ、そんな時でもちゃんと敬意を示すのがアメリカという国でした。
あれから30年。アメリカとの関係は様々な要因により、さらに密接になっています。一方で、隣国や中国との関係は一筋縄ではいかない状況が続いています。以前に書いたように、令和の時代は、日本が自立した大人としての責任を背負って生き抜く時代になると思います。けして感情的にならず、常に相手に対する敬意を忘れず、大人として責任ある言動を執っていきたいものです。