快晴となった昨日、大雪山国立公園の中でも超有名な紅葉スポット「大雪高原沼」を巡るハイキングに出かけて来ました。北海道に来たばかりの頃、紅葉の写真を眺めていて旭岳や黒岳と共にこの大雪高原沼を見つけ、昨年から「これは絶対出かけなければ」と思っていた場所でした。
ピーク時の紅葉
昨日は移住者で作る美瑛樹山の会の絵美さんの呼びかけで私たちを含めて5人のメンバーで歩きました。普段は車でスタート地点となる標高1230mの大雪高原山荘まで行けるのですが、紅葉が見ごろのこの時期は交通規制が行われ、6㎞ほど離れた大雪ダム湖に車を停めそこからはシャトルバスでの移動でした。
朝6時の気温は1度と寒かった臨時駐車場
日曜日でもあり快晴が予報されていたので相当混むだろうと3時半に起床し、4時半に出発、6時にはシャトルバス乗り場に着きましたが、もうたくさんの人が6時半の始発バスを待っていました。私達もそれに乗り30分ほど林道を走って高原山荘に到着。
そこで待っていたのは「ヒグマ情報センター」でのひぐまに関する15分ほどのレクチャーでした。このエリアはひぐまの生息地で今も5組の親子が生活しているということで、彼らといかに共存共栄するかを聞かされました。ここを通らないと登山道には入れない仕組みになっています。
私たちが歩いている時にも登山道にはいつ見つけたものかを示した熊のフンが点々と落ちていました。ただ、7月、8月は見かけることが多いそうですが、9月になると少なくなるということで、昨日もお会いすることはありませんでした。
今年は夏が異常に暑かったため残念ながら例年ならピークと思われるこの時期の紅葉はまだ始まったばかりで、それでも青い空に赤や黄色、それに緑が映えて気分はわくわくでした。
沼巡りというくらいでこのエリアには大小10以上の沼が点在し、そこをハイキングのよう気分で紅葉と目の前の2000m級の大雪山緑岳を見ながら歩きました。また火山地帯ですから時々川沿いにお湯が激しく噴出している様子も見られました。
ただ、1周7㎞のコースの内、中間の高原沼まで到達したらそこから引き返すのが一般的で、その先を周回しようとすると後半は沢沿いのかなり急な下りのコースとなります。私たちは折角だからと悪戦苦闘しながらも周回のコースを選び、標準タイムが5時間のところ6時間かかって一周しました。疲れましたが楽しい一日でした。
ピークの紅葉を見たい気もしますが、まだ近辺にはたくさんの紅葉スポットがあるのでそれらを見歩くことも忙しく、ここはまた来年訪れようと思いながら帰ってきました。