昨日は、美瑛町で行っている健康診断の一環でがん検診があったので受診して来ました。受診者の希望によって胃がん、肺がん、大腸がん、前立腺がんの4科目が選べるので、この際だからと4つ全部フルコースでお願いしました。４つで2800円の負担金でした。
会場の町保健センター
15年前にカナダへ出かけて以来病気らしい病気に一度もかかったことがなかったので、カナダでは大腸がんだけが州保険局からの指示で毎年だったか2年に1回だったか検査を受けていましたが、それ以外は個人的に気になる場合はファミリードクターを通じて検査を受けることになるので一度も受けたことがありませんでした。
ですから16年以上前に現役だった時に受けて以来ということになります。問診で保健婦さんに「最近のX線検査の結果はどうでした？」と聞かれたので15年以上受けてないというと、「問題なしということにしておきましょう」と笑ってごまかすことになりました。
ということで、X線検査は皆さんご存じのとおり簡単なものですが、胃がん検査はあのバリウムでした。これは昔から苦手でしたが、ただバリウムの味が昔は甘くて美味しいと思っていたのに、昨日は甘くなくて更に嫌なものでした。右に左に上に下にとげっぷを抑えながらの格闘はいつもと変わらないものでした。昔、胃カメラも3回経験したことがありますが、１，2回は口から、3回目は鼻からと進化し、今は麻酔をかけて全然苦痛ではないとも聞きますので、集団検診ではそれは望めないので機会があれば次はそちらにしたいものです。
旭川検診協会の出張検診車
日本に帰ってから医療保険体制については前期高齢者という扱いもあって気になっているところですが、美瑛町という小さな町だからでしょうか、結構こまめに予防施策が講じられているようで感心しています。昨日のようながん検診は個人の希望ですが毎年又は2年に1回推奨され、これとは別の血液検査などを主にした特定検診は500円の負担で毎年受診することになっており、その結果について保健婦さんからマンツーマンの指導を受ける制度になっています。また、歯槽膿漏の検診は無料で受けられるということで歯医者に行くよう指示もありました。尤もこれで歯医者に行くと色々問題が発見されて今はそちらでの通院が長くなってはおりますが。
健康維持は何よりも自分のためだし家族のためだし、保険金を使わないということで皆のためでもありますから、よくよく注意していきたいと改めて思いました。
