夫婦で新しい人生にトライしてます~日本編

15年ぶりにカナダから帰国。終の棲家と選んだ北海道美瑛町から日々の生活を綴ります。

観光客気分

2024-05-24 07:56:02 | シニアライフ

昨日は、美瑛町のシニアカレッジ「すずらん大学」の今年度初めての講義の日でしたが、座学は行わず各学年を3つのグループに分けて美瑛町内外の施設見学を行いました。いずれも観光施設でもあり、この日は美瑛町民でありながらちょっと観光客気分で過ごした1日でした。私達2年生は午前中「旭岳ビジターセンター」を訪れ、午後は役場前の「丘のまち郷土学館美宙(みそら)」と放牧酪農牧場「美瑛ファーム」を訪れるというなかなか忙しい日程でした。

「旭岳ビジターセンター」は旭岳ロープウェイ駅の直ぐ手前にあり旭岳を訪れる時に何度か出かけていましたが、スタッフの方から説明を受けたのは初めてでした。北海道最高峰標高2291mの旭岳を中心に大雪山国立公園はこれまで22万6700ヘクタールという広さで日本一を誇っており、その広さは神奈川県がすっぽり入るものだそうです。

今年は国立公園制定90周年という記念の年で90年間日本一の座を保って来ましたが、今年7月に「日高山脈襟裳国定公園」が「日高山脈襟裳十勝国立公園」に格上げされることが決まり、そうなるとそちらが24万5600ヘクタールの広さで日本一の座が移るということでちょっと残念がっていました。大雪山国立公園は美瑛町に住んでいる限りいつも身近にあり愛着を感じる存在になって来ました。

ビジターセンター見学後はバスで45分かけて美瑛町に戻り、昼食後はまず「美宙(みそら)」見学でした。美瑛町の施設は「美」を使ったネーミングが多くこの施設もその一つですが、郷土資料館と同時に天体望遠鏡を備えた天文施設でもあるので「美宙」とは練りに練ったものなのでしょう。

ここも私達は何度か訪れていますが、昨日は学芸員さんに案内されて普段展示していない裏の倉庫の方を初めて見せてもらいました。町民から寄贈されたたくさんの昔の生活用品や器具などが保管されていて、美瑛町の開拓期からの歴史を垣間見ることが出来ました。

最後に訪れたのは、観光施設としても有名な美瑛放牧酪農場「美瑛ファーム」でした。放牧されている牛たちを見ながらチーズやソフトクリームなど酪農製品を’味わうことが出来るいかにも美瑛らしい施設で私達も良く訪れています。昨日はやはり初めてスタッフからこの施設の成り立ちなどの説明を受け、10年ほど前に神戸のパン店が自分たちで原材料から作りたいと牛の放牧を始めたことなどを知りました。ずっと疑問に思っていましたが、ここの牛たちは寝床の小屋はなく1年中冬でもこの広大な牧場に放し飼いされているということです。

昨日もかなりの観光客が訪れソフトクリームを食べていましたが、私達はその時間はなく残念な気持ちで帰って来ました。と言っても、いつでも出かけられるので近日中に出かけることにしましょう。

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