今美瑛町で若い写真家お二人が意欲的な写真展をそれぞれ開催しています。その一つが私達の友人である坪井智洋さんの「The Art of」です。こちらは町内の小さな洒落たカフェギャラリー「YOMU」での展示です。
「いつも見ている風景をまだ見たことない視点で描く」というサブタイトルをつけているように、自然は見方によってはこんな風にも見えるのかと感じさせてくれるような作品ばかりが並べられています。
彼の写真はもちろん美瑛町の丘の風景なども撮っていますが、段々農業に深く関わるようになりそこから写真そのものの表現を変えていくようなスタイルに進化しているように思えます。ドローンを駆使したり、写真の構成や編集に普段使わないような手法を使ってみたりと、この先どのようになって行くのか、楽しみな青年写真家です。
ドローンがとらえた鹿の雪上行進
もう1つは、旭川で看護師をされているという半田菜摘さんの動物写真展です。こちらは町の交流ギャラリー「bi.yell」で開催されています。
北海道には見た目も可愛いナキウサギ、モモンガ、テン、オコジョやキタキツネ、フクロウ、シカなどの動物がたくさんいますが、実際にはこれらの写真を撮ることは絶好のシャッターチャンスを得るために大変な忍耐が必要なのだろうと思います。それを看護師という不規則な仕事に従事しながら成し遂げているのには恐れ入ってしまいます。
自分では絶対に撮れないこれらの作品は見ているだけでも癒されます。テレビ出演など全国的な活躍もされているということで次回も楽しみにしたいです。