(2017年、7年前の今の時期にアメリカを引っ越しドライブしていた時の回顧録です。)
カリフォルニア州に入りカナダ・バンクーバーへと続く州間高速道路5号線を北上するドライブは、いよいよ後数日でゴールにたどり着くカウントダウンの旅でした。目的を持って訪れたのはシリコンバレーの中心地として有名なサンノゼでしたが、その前にやや寄り道をして出かけたのはモントレー、カーメルというリゾート地でした。
ジャズフェスティバルや17マイルズドライブ、ペブルビーチゴルフリンクス、はたまたカーメルはかつてクリント・イーストウッドが市長をしていた街ということで一度は訪れてみたかった観光地でした。
PEIに住んでからはハリファックスやアメリカのボストン、ニューヨークへ出かけても海と言えば大西洋でしたが、久々に太平洋を拝むことになり「この先に日本がある」とちょっと感慨にふけったりしました。
海岸沿いの街特有のフィッシャーマンズワーフがあり、PEI以来久しぶりにロブスターロールやシーフードチャウダーを楽しみました。17マイルズドライブコースを走り、美しい海岸沿いの風景を目に納めてから友人の住むサンノゼへ向かいました。
サンノゼは今をときめくグーグル、アップル、フェイスブック(現メタ)などの本社があるIT産業の中心地です。そこに住むのりさんはPEIにいた頃我が家が始めたB&Bのホームページを作ってくれた友人で、数年前にIT技術を買われてサンノゼで働いていました。彼に会うのも久しぶりでしたが、住まいのコンドミニアムを見せてもらい有名どころの本社を見て回り、日本食レストランで食事を楽しみました。
この旅ではずっとアメリカの大自然を見て来ましたが、サンノゼはそれらとは全く異質の活気ある産業集積地というイメージに満ち溢れた街でした。独身だった彼が結婚していて幸せそうに暮らしている様子も見られて心地よくサンノゼを辞しました。
ここからはオレゴン、ワシントン各州を通り抜けてゴールのカナダへ向かうのみです。次回がアメリカ横断ドライブの最終回となりそうです。