 松下幸之助の素直な心で生きなはれ! 荒川 進 中経出版 このアイテムの詳細を見る
内容(「BOOK」データベースより) 松下電器が今日の姿になりえたのは、極論すれば、幸之助イズムともいうべき《人間とは何か》の本性・本質の追求が経営の隅々にまで生きていたからである。生きとし生ける人間に対する平和、幸福、繁栄を問い続けてきたPHP思想の体系づけと実践活動が、半生の中で髄所に見られ、経営の節々にそれが活きている。幸之助翁を「思想家」ととらえることで、老翁の半生をながめてみる。そんな書物はできないものか、との着想をもって書き上げたのが本書である。
目次 第1章 人生は豊かでなくてはならない 第2章 最大の集団活性術は「衆知経営」にあり 第3章 「ダム経営」が心のダムをつくる 第4章 危機感の創出は社会の発展に繁がる 第5章 新しい人間観を提唱する 第6章 幸之助スピリットが生きる松下電器 第7章 いまPHPで何が起きているか 第8章 幸之助イズムの社会的影響をみる
以下本文より 「会社と組合員、経営者と組合員というものは、会社を運営していく上でのいわば車の両輪です。片一方の車が力強くなって大きくなる、片一方が圧迫されて小さい輪になれば、この車は正しく進みません。その大きさなり力の均衡がとれてこそ、車は前へ進みます。」
「ときには鬼とも思えるような人に出あうのが、お互いの人生かもわからない。親切な人もあれば、いじわるな人もいる。そういう人に出あえば、人間不信に陥り、世間の人はみな悪く、人を見たらドロボウと思え、というような考えをもってしまう場合もあるかもしれない。 しかし、そう思っていると、見る人はみんな本当に鬼のように見えてきかねない。それでは自分にとってマイナスである。周囲の人にとってもマイナスである。(以下略)」
失礼ながら時代が違うからな~と思いつつこの本を読ませて頂きました。 この文を読んで「古いどころか、今の時代に必要なことでは。」と思う。 いや、いつの時代にも、人として生きるのなら、人にとって必要な心。これが方程式、ひとつの進むべき道、極意なのかも。
組織としてのつながりよりも、人と人とのつながり。 これはルール、束縛、契約、しいたげる事も無く、自由でありながら一番強いきずなだと、オイラは思う。
どこかで聞いたような言葉ですが、書いてみます。 「組織ではなく、あんたが言うのなら信じよう。」
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