小池都知事、リオ出張は自身含め5人で7日間、費用1000万円
14:44 スポーツ報知
新東京都知事に就任した小池百合子氏(64)が5日、就任後初の定例会見に出席した。
「初めての定例会見でございます。改めてよろしくお願い致します」とあいさつした小池氏。きょう開幕のリオ五輪には18日に現地入りし、24日に帰国。現地時間21日に行われる閉会式の「フラッグ・ハンドオーバーセレモニー」などに出席すると説明した。
舛添要一前都知事は、ファーストクラスやスイートルームの使用などが問題となり最終的に辞職に追い込まれたが「飛行機はビジネスクラスで、スイートルームにも泊まりません」と改めて明言。同行者は4人で、経費は約1000万円であるとし「ホテルは国際オリンピック委員会(IOC)から提供を受けるため、結果的に経費削減ができました。それでも高いというかもしれませんが、地球の裏側まで行くということと、(現地入りの)決定が遅くなり、飛行機の早割とかが使えなかったので…」とした。
また、会見では選挙戦での公約を実現させるために、〈1〉「2020年に向けた実行プラン(仮称)」の策定〈2〉17年度予算の見積方針〈3〉16年度補正予算の編成の3点について、さっそく提示した。
〈1〉については、現在14年12月に策定された「東京都長期ビジョン」が15〜17年度の3か年計画として実行中だが「その終了を待たずして、実行プランを作成したいと思います」。東京五輪・パラリンピックが開催される20年に向けた17〜19年度までの3か年計画を策定し、公約の早期政策化を目指す。
加えて、〈2〉の予算の見積もりに関しても、現在進められている全ての事業を総点検し、無駄の排除を徹底して行うことを宣言。進行中の事業には、終期が設定されているものが全体の21%しかないという現状を問題視し「東京が抱える課題解決に向けた、未来への成長創出に向けた改革を進めていきたい」。従来の都政を一新することを強調した。また、〈3〉に関しては8月中に緊急対策を取りまとめ、補正予算案を第3回定例会に提出することを指示したという。