記事を読んで行くと「政治に失望」という文字が!
人には世の中を作る事も変える事が出来る力を誰もが持って居るのに。
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県内1500人にアンケート 高校生6割「投票行く」
03月19日 11:44佐賀新聞
■「政治に関心」半々 活動にはためらいも
改正公選法の6月19日施行に伴い、選挙権年齢が現行の「20歳以上」から「18歳以上」に引き下げられるのを受け、佐賀新聞社は新年度に選挙権を得る県内の高校2年生を中心に約1500人に、投票行動への意識や政治への関心などを問うアンケートを実施した。「18歳選挙権」を6割が歓迎し、64・9%が投票に行く意思を示した。一方で政治への関心は、「ある」と「ない」が半数で拮抗(きっこう)し、「政治活動に参加したい」と答えた生徒は2割弱にとどまった。政治への関心をいかに高めるかが投票率向上の鍵を握りそうだ。
「18歳選挙権」の成立を「よかった」とした生徒は15・0%、「どちらかと言えばよかった」が47・7%に対し、「どちらかと言えばよくなかった」が29・2%で、「よくなかった」が8・1%だった。
選挙権を得たら投票に行くかどうかは、「必ず行く」が22・9%、「できれば行きたい」が42・0%に達し、3分の2が前向きな姿勢を見せた。「あまり行こうとは思わない」は19・5%、「行かない」は4・8%で、「分からない」は10・8%だった。
積極派からは「早いうちから社会に目を向けるいい機会になる」「若者の声が反映される」といった意見が出た。消極派からは「知識もないまま投票する意味がない」「受験・就職で忙しい」との声が挙がった。
政治への関心について、「ある」は11・3%、「少しある」は38・0%で、計49・3%が一定の関心を持っている半面、「あまりない」は38・1%、「全くない」は12・6%で、無関心層もほぼ同じ50・7%に上った。一部は初めて投票することになる夏の参院選への関心度も同様の傾向だった。
主な理由として、政治に関心がある層は「自分の未来が心配」「これからは若者の声を反映しないと」などが挙がり、無関心層は「難しい」「面倒くさい」のほか、「(政治家が)問題ばかり起こして迷惑」と今の政治に失望している現状も浮かび上がった。
政治活動への参加を問われると、「したい」が18・3%、「したくない」が30・2%で、51・5%は「わからない」と答え、実際に行動を起こすことにはためらっている姿もうかがえた。高校生や大学生がデモに参加することには、「共感できない」が過半数を占めた。
▼調査方法 佐賀県内の公・私立高校の2年生を対象にアンケートを実施した。2月12日から3月4日までの22日間、佐賀新聞のウェブサイト「LiVE(ライブ)」の特集ページ「18歳選挙権」からアクセスできる専用フォームを通じて回答する方式を採用。男子667人、女子798人の計1465人(1、3年生12人を含む)から回答を得た。地域や学科のバランスで選んだ12校から協力を得たほか、別の18校からも少人数の参加があった。
▼調査協力校 牛津、唐津商、唐津西、杵島商、敬徳、弘学館、高志館、佐賀工、佐賀西、塩田工、致遠館、鳥栖商(五十音順)