組織罰 第２回署名活動in宝塚駅

　今日は，ＪＲ宝塚駅と阪急宝塚駅の間の陸橋の上で，組織罰創設を求める署名活動をしてきました。
　手応えは，全くありませんでしたが，まだまだこれからです。
　次回は，１２月１０日（土曜日）にＪＲ伊丹駅前でやります。

大川小学校事件の判決のその後

　河北新報によると，東日本大震災の津波で死亡・行方不明となった石巻市大川小の児童23人の19遺族が市と県に損害賠償を求めた訴訟で，原告の遺族が１１月２日、控訴方針を決めた村井嘉浩知事に対して控訴断念を呼び掛けるよう求める要望書を宮城県議会の全会派に提出したそうです。
　私は，被告（宮城県ら）が控訴しないなら，それでよいと思いますが，被告が控訴するなら，原告らはそれを受けて立って，控訴審で和解をすればよいと思います。
　とにかく，原告らは事件の真相の解明を求めてきたのですから，それを和解の条件とするべきでしょう。

イヤな予感

　今日は，朝，私が所属する犯罪被害者支援委員会（大阪弁護士会）の委員長の事務所で，読売新聞大阪本社の記者から，１０月３日にスタートした犯罪被害者弁護士派遣制度について取材を受けました。そのあと，大阪地方裁判所に行ったところ，正面玄関の前に多くの人が集まっていて，その中に，私の事務所に来られたこともある犯罪被害者遺族がおられたので，今日，判決期日を迎える裁判の傍聴の抽選が行われるのだな，と理解できました。
　そのとき，ふっと，その裁判で，検事が予備的訴因についても求刑を行ったと聞いていたので，被害者が求めている主たる訴因でなく予備的訴因の方が認定されるのではないか，との想いが頭をかすめたのです。
　結局，私の予感が当たってしまいました。https://www.youtube.com/watch?v=6gdp6w2vL5k&feature=youtu.be
　私も，主たる訴因での処罰を求める署名用紙に署名したので，今日の判決は残念です。
　

託児所における乳児うつ伏せ寝死亡事案

　今日は，電話で，託児所における乳児のうつ伏せ寝死亡事件について，弁護士を探していると言われました。
　私は，その種の事案について経験はないが，真相の解明と託児所の責任追及は簡単ではないと答えました。
　私なら，（１）託児所の義務違反（過失）を立証するために，うつ伏せ寝させることに関するルールを調べます。
　このルールに違反していれば，過失が認められる可能性が大きくなります。そして，このルールが確立したものであればあるほど，託児所の過失が認めやすくなるのです。
　次に，過失が認められたとしても，（２）過失と結果との因果関係が問題となります。ここでは，乳児（被害者）の死因を調べる必要があります。解剖記録等の精査し，「突然死」の可能性の検討し，乳児の病歴と事件発生時の健康状態も調べるのです。
　いずれにしても，被害者が何もしなければ，真相は明らかにならないまま終るのです。