栃木市４５００万円窃取事件～犯人が１００％悪い！

　讀賣新聞によると，１月２日（土曜日）午後１０時半頃、栃木県栃木市の住宅で、現金約４５００万円がなくなっているのを，旅行から帰宅した住人の男性が気付き，男性の妻が警察に通報したそうです。
　栃木県警栃木警察署の発表によると，現金を保管していた机やたんすの引き出しが荒らされていたそうです。１階の窓ガラスが割れており，同警察署は窃盗事件として調べているそうです。被害者は，昨年１２月２９日から不在だったとのことです。
　この事件では，誰も，被害者が悪い，被害者が自宅に大金を保管していたから盗まれたのだ，とは言わないでしょう。　ところが，交通犯罪では，被害者の落ち度が強調されて，犯人（多くの場合，過失犯）より被害者が悪いと言われることがしばしばあるのです。
　これはどう考えても，おかしいです。これを変えていかなければならないのです。

犯罪被害者支援と貞観津波

　犯罪の被害を受けた人が相談するのは，まず弁護士に，となるよう，今年も活動していきます。
　とともに，福島第一原発事故損害賠償請求訴訟で，869（貞観11）年に起きた貞観津波の知見の進展を根拠に，被告国の事故についての予見可能性が認められるという主張で裁判所を説得し続けていきます。