今日、相談を受けた犯罪被害者は、誰に相談したらよいかわからないので、生成AI=チャットGPT(有料版)にずっと相談していたそうです。でも、結局、有益なアドバイスは得られなかったので、チャットGPTに教えてもらった法テラスで犯罪被害者精通弁護士を紹介してもらうことにした、と言われたのです。
どうしてこういうことになるのか、人間の知能の1万倍の能力があるはずの生成AIが、です。
私は、おそらく、被害者を支援する技法と戦略についての記述した文献がほとんどないためだと思います。つまり、チャットGPTが自分で考えて「推論」しようとしても、その元となる原材料が表に出ていないので、相談者(被害者)にアドバイスができないのです。