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犯罪被害者とその家族の権利擁護委員会の弁護士日記

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法廷で拍手をしてはいけないか?~福島第一原発事故損害賠償請求訴訟in大阪地方裁判所

2016年06月02日 22時44分32秒 | 相続
 今日は,福島第一原発事故損害賠償請求訴訟の9回目の裁判が大阪地方裁判所でありました。そして,裁判官3名のうち2名がこの4月交代したので,あらためて,原告の森松明希子さんとKさんが,法廷で意見陳述をしたのです。それが終わったとき,傍聴席から拍手が起こりました。
 裁判が終わった後,裁判官と原告被告代理人が出席して「進行協議期日」というものがあり,その際,国の代理人が,裁判所に,拍手はやめさせてほしいと言うのです。
 しかし,日本という国は,国民が等しく幸せになるため,みんなで作ったのです。その国がミスをして,原発事故を食い止めることができなかった,それで,多くの人が避難民となったのです。そして,その避難民(被害者)の言うことに,国民が「その通り」という意味での拍手を,止める権利が国にあるはずなどないのです。
 次回の裁判(8/4)でも,原告の意見陳述があります。それを聴いて,なるほど,と思ったら,拍手してください,激励の意味を込めて。
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