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農家 民宿 レストラン・あんすろーじ

安心な食べ物 スローライフ 自給自足
を目指す 日本一百性が似合わない二人の
生き生きしすぎてる・・・日常

寒い夜

2010年01月21日 22時39分11秒 | 田舎暮らしへの道
皆さん今晩は オサムです。

今日も山仕事に行ってきました。

朝は暖かかったのですが、午後からは寒波到来で体がこたえました。

この急激な温度差は山に慣れている人達にも、影響が有りました。

他の会社の山仕事のおじさんは、急に悪路になった道路でクルマを側溝に落としちゃうし、おかげでパンクしちゃいました。

午後急に気温が下がって表面だけ凍ってしまった道(中はドロドロです)では、

森林組合の職員の4輪駆動の乗用車が亀の子になってしまい助けを求めてきました

義弟のトラクターで引き上げてもらいましたが、バンパーが壊れてしまいました。

山の中ではパンク一つでも一日仕事になってしまうのですねー。

今も上空の寒暖の差が強風となって吹き荒れています。

こんな日は暖かいお酒で温まりましょう。

奥さんはこんなもんも飲んでます。



お店では
「うちのじっちゃんばっちゃんかってけろ」と売ってます。

ブラックですね~。

高度経済成長のつけ?とは

2010年01月20日 20時37分04秒 | 田舎暮らしへの道
おばんです~

今日もお勉強です。しかもこんな若い方々も一緒です。



千厩(せんまや)高校の普通科の生徒さん達も聴講にいらしていました。

地域作りと言う事で引率の先生と一緒に8名の生徒さんでした。

いいですね~、背後から若い息吹を感じながらの勉強はいいもんです。

彼らは何を感じて帰ったのでしょうね・・・

今日は農業技術と言うよりも、地域作りに主眼が置かれて公演がなされました。



赤とんぼの歌に「山の畑の桑の実を小籠に摘んだ葉は幻か~♪」

と唄われた桑畑と沢田、棚田の稲穂を赤とんぼが舞う、ふるさとの原風景を子供たちに伝えよう。

君の自立、僕の自立がふるさとの自立輝きとなる住民主体の地域再生の里をつくろう、

等の宣言を掲げてNPO法人ゆうきの里東和ふるさとつくり協議会(福島県二本松市東和)は

里山の恵みをいかしたふるさとづくりに頑張っておられるそうです。



講師の菅野正寿(すげのせいじゅ)先生は、私達と同い年でした。

蚕農家の長男として生まれ、農業に対し希望が持てず、高校の時家出をされた経験が有るそうです。

その中の理由には、私が「農家はいやだ手に職を付けてここから逃げ出したい」と思った理由と重なるものが有ります。

「同じ地域では同じ農産物を作っていますが、共に助け合うと言うよりは競争しあう方が多いように感じた事」

同じ地域内でも何やら人間関係が難しい事、都会なら「あらそうですか」と無関心無干渉を貫けても、田舎のそういかない難しさがとても嫌でいた。

私は幾度となく母に尋ねました。

「田舎の人は何でこうも裏表が有るの?

人とばかり比べるの?」

サツばあちゃんは、

「現金と言うものは幅を利かすようになって来てから、田舎社会の【結い】も変ったように感じる、

お金が有れば何でも出来るようになってから、人の心が変わった・・・」と

答えてくれました。

もちろん都会に出てみれば、また別な人間関係の難しさが有ったのでしたが(笑い)

話を元に戻します。

今は高度経済成長下の中で失われてしまった、地域のあり方や、農家の暮らしのあり方も変化してきています。

私達の様なUターンやI ターンが増えているのもその変化の表れだと思います。

何やら原点は、自分の食べるものを自分で作る、そこの暮らしが有り地域が有る、

若い人達が働ける場所もあり年老いた者たちの生甲斐の場もある、そんな地域、里山の暮らし・・・

少しでも貢献できたらいいな・・・


「この木なんの木気になる木」

2010年01月19日 23時18分53秒 | 田舎暮らしへの道
おばんでございます~

こんな木を見た事がない。



近づいて見ると木に木の筒が刺してある。

小正月の豊作祈願の飾り物に小枝に餅がぶら下げているのは良く見るが。。。。

これは何を意味するのだろうか??



高い処には花飾りの様なものも付いています。

田舎の同級生のお母さんの記憶によると豊作祈願をするため籠なども吊るしたらしいと言います。

お母さんが言いますには方言で『けんこまんこ』と言うのだそうです。

同級生曰く風に揺れた時の音からじゃないかと言います。

なんたって裸祭の蘇民祭や裸回りの民話のある地方ですからね~

キット訛りだけの問題ではないのかも・・・・・

どうも耳に響く音だけでは****ですが、どんな字を書くのかも分かりません。

ネットであちこち調べてみると、木の皮を削った10㎝ばかりの白い木肌の物は稗の穂に見立て

皮つきの木枝は粟の穂を見立てているとありました。

『粟穂稗穂祭』に近いのかな~と思いますが。


しかし木の皮で作った花の様なものは何を模っているのでしょうか?

好奇心の芽が動き出しますね~


どなたか御存じの方教えて下さいませ。


足跡

2010年01月18日 20時53分41秒 | あんすろーじの生き物たち
おばんでございます~

大切なキャベツが・・・

コラー誰がカジッタ!



ミニダクのレオンの仕業なの?



僕じゃないよ!!!!



どうやら犯人は揺るがぬ証拠を残して行った様子。



うさぎさんよっぽどお腹がすいてたんだね、

又少し雪が解けたからもうちょっと食べれますね。。。

今頃は真っ白な雪うさぎになッてるのかな~

医療格差

2010年01月17日 22時37分48秒 | 田舎暮らしへの道
おばんでございます~

足かけ2日になりました、20時間弾丸東京ツアー

無事帰って来ました。

病気のおじちゃんは、体調が優れないのに、長い時間共に過ごしてくれました。

お店を持っておられる奥さんも私達の為に、土曜日なのに

お店を閉めてまで待っていて下さいました。

本当に恐縮しちゃいます。




お昼のリクエストは普段食べれない鰻をご馳走になりました。

お嬢さんが作った生春巻きもとっても美味しかったです。

焼鳥も私好みで脂っぽくなく七味が良く合って思わず2本もたべちゃいました。

叔父ちゃんは、姻頭の手術の為声を失いましたが、筆談から、私達の労をねぎらう言葉がにじみ出ていました。

私はやはり医療水準は全く地方とは違う、技術も医師も設備も高水準だなと改めて思いました。

叔父が通っている所は『頭頚科』と言う外来です。

totalで治療に当たれると言うのはすごい事です。







昨年亡くなった父の転移癌のオペの時に都内病院に良い先生がいらしゃるとの情報に

父を説得しましたが、父はやはり地元に病院を選びました。

結果開腹はしたものの何もできず閉じるしかありませんでした。
でもその事は父の選択でしたので・・・



岩手の医療状況は危機的な状態と言われています。
ドクターは定住出来ず。診療科目を閉鎖し、入院設備も閉鎖が続いています。

医療の水準だけは都市部が羨ましいです。

同じ国民健康保険を持っていても自分が望む医療が受けられない。

検査の機会さえ生かせな田舎暮らしでした。

健康には十分注意して生きて行こうと感じました。

やはり少しばかり疲れているせいかマイナー思考になってますね~。




故郷は遠くにありて思うもの

2010年01月15日 23時14分47秒 | 田舎暮らしへの道

おばんでございます~

あみです。今日は吹雪ましたが、病気で里帰りできない

おじちゃんの為に、故郷の景色を撮って来ました。



昔の小学校跡のグランドは地吹雪でレンズを向けているのが困難でした。

雪の為明るさも足りなく、私には良い写真が撮れたか心配ですが

生まれた家や、学んだ学校の後、下宿先の風景など撮って来ました。




小学校では放課後の子供達が雪の中元気で遊びまわっていました。



大きな雪だるまがありました。何ともユーモラスな顔ですね~

「これ用務員のおじちゃんが作ってくれたの」

と子供達は、ポーズを付けて写真に納まってくれました。

写真の左手奥にはカマクラも写っています。

子供達が映っているので残念ながらアップできません。

シッカリ二人入れる大きなものでした。

子供達は屈託なく「ねぇねぇ何で写真撮っているの?」と近づいてきます。

「この学校を卒業した病気のおじちゃんが故郷に帰りたいな~って、

思ってるんだけれど、体に元気がなく東京からここまで帰ってこれないから、

写真を一杯とって届けてあげるんだよ」と説明しました。

そうしたら一人の女の子が「ねぇこれ撮って、クリスタルなの」

雪で様々な形を作り水をかけて凍らせた、雪石の標本箱の様な物の処に案内されました。

小学校一二年の女の子は、にっこり笑って「あたしが作ったの撮って行って!」と

大事そうに見せてくれました。

「じゃ一緒に写ってくれる、この子が作ったんだよって教えたいから」

「うん。。」真っ赤なほっぺの可愛い女の子の優しい「心のお見舞い」が増えました。





中学校では先生から「何をされていますか?」不審がられました。

事情を話したら、「ではこのポスターも取って行きなさい。」

「この中学校の看板は一本の木がほられて出来ています、木はあの山から切り出されたそうです」

しっかり説明も受けてきました。

このご時世に不審者の様な「えせカメラマン」に皆さんが優しくして下さりとても嬉しかったです。

少しでも故郷の雰囲気が伝わるといいな~

あすこのフロッピーとPCを持って東京の中野区までお見舞いに行ってきます。

久々の東京です。

きっと、ワーイとっても賑やか~。。。

ん~~~やっぱり狭い=って思うんだろうな~。。。。



有機農法から自然農へ

2010年01月14日 22時57分23秒 | 無化学肥料無農薬栽培作物
おばんでございます~

今日は有機農業推進会の勉強会に参加してきました。

合鴨農法なので稗以外の雑草に苦労はしないのですが、

稲作作りで健康な稲を作る基本は同じなので時間が有る限り参加して

少しでも知識を得る努力をしています。



しかし思いとは裏腹に、昨日の山歩きでお疲れ気味の私は、

ちょっぴり瞼が行ったり来たりでした。

講演の中に畑作物「雑穀」を有機で行うと言うものが有りました。

雑穀を脱穀する機械のない我が家では無理だな~・・・

と諦めていたら。。。

なんとこの県南地方でもタカキビと云う品種を作っているそうです。

これは米粒ほどの大きさなので我が家でも何とかなりそうです。



これがタカキビで作ったお団子です。

この味なんか食べた事が有る???

そうです。

重症のアトピーの子供の為に食べた「コーリャン」(中国名)です。

でもずーーーと美味しいです。

どうやらかなり品種改良されたみたいです。

きれいなうす紫色は抗酸化作用のポリフェノール豊富に含み

食物繊維が多く含まれているそうです。

実際食べ過ぎると「胸やけ」がした事を思い出しました。

今年の我が家の開墾畑にはこれを植えたい。

一人でウキウキしてたら、土壌の専門家の方から

「田中さん、この畑はまず最初に土作りが必要ですね」と御指南頂きました。

「有機有機と言う前に身の丈に合った事をしなければいけません」

ん~~~きびっしぃ~

ハイごもっともでございます。

本当に知らないことだらけでお恥ずかしいのですが・・・

土壌検査の担当の方は勤務時間を超過してまでも

熱心に分かりやすく、実際の具体策まで教えて下さいました。

有難うございます。

「まじめに取り組む事、そうしたら必ず作物は応えてくれる。」

「有機栽培を目指すと言う事は、最終的に自然農になると言う事ではないですか?」とおっしゃられていました。

有機栽培から自然農はそう遠くないのかもしれませんが。。。

我が家の道のりとしてはかなり困難で遠い様にも感じました。


土壌の話はまた今度書きますね。


ダイエット

2010年01月14日 21時52分02秒 | 田舎暮らしへの道
今晩は  僕は猫のクマです。

レオンはおなかの傷もすっかり良くなってきました。

手術の時に剃られた体毛もかなり生えて来ました。

御主人さんにお腹を見せて擦れと催促しています。



お顔も穏やかになって来ました。



でもなかなか体重が元に戻らないので、もう少しお食事量を

増やしてもらうのだそうです。

僕は全然やせないので、このままの食事量です。



御主人さんもハードな農作業でかなりダイエットできました。

ミニダクのレオンもハードな田舎暮らしと、木を食べてお腹を詰まらせてしまい、

手術してからまだ痩せたままです。



お二人さんとも素晴らしいダイエットですが、中々真似の出来るものでは有りませんネ~


痩せたい僕と奥さん・・・

太りたいレオンとご主人様・・・

上手く行かないのは世の常の様です・・・・・


マタギになった気分

2010年01月13日 21時20分46秒 | 田舎暮らしへの道
おばんでございます~

今日は日本中が寒波の影響で大変そうでしたね。

こちらは思ったより荒れず助かりました。



かねてからの予定でした椎茸の原木切りが始まりました。

椎茸原木はブナやミズナラの様な広葉樹が必要になります。

最近はこの様な山が少なくなってきました。




何とか今年も広葉樹の山の木を買う事が出来たそうです。




切り出した木をトラックが横付け出来る所まで運べる様に

運搬車を山に持って行きます。

道の様で道じゃない・・・


ほかの会社の重機が邪魔をする、



道幅いっぱいにとうせんぼをしています。

こんな山の中でも盗木に入る輩がいるらしくこの様にしているらしいのです。

私達だけだったら即あきらめちゃいます。

だって物理的に隙間がありませんもの・・・

しかし、雅弘君はあきらめず運搬車で側面を削って新たに道を作ります。




キャタピラはすごいです。45度までは斜めになっても平気そうです。


暫く泥道と闘いながら進んで行きました。

ここいら辺にベースキャンプを作るそうです。



帰り道は景色を楽しみながら・・・

山の中では、キラキラ輝く物が沢山あります。



一寸お日様が出ると雪が溶けて水滴がきらり。



つららの滴がポトポトと。

しかし運搬車が作ったドロドロの道に長靴が取られそうです。



この泥は長靴の縁と同じくらい深く、危なく沈没しそうでした。

午後からは、ベースキャンプを作るべく、ブルーシートやチエンソー、燃料などを運びました。

胸と背中に、ガソリンをくくり付け手にはチエンソーを持って山を登る

修君の姿を想像してみて下さい。(カメラマンは行けませんでした)

ベースキャンプを作るため早速チエンソーが唸ります。

一人が「まず、山の神様さ、あいさずしてがらだえんちゃ、さげっこは?」

(最初に、山の神様にご挨拶をしてからでしょう、お酒の用意はあるの?)

皆「ほぇ…明日持ってくっから・・・」  チュイ-----ン

瞬く間に切り倒した木とブルーシートで風避けが出来ました。

もう一枚ブルーシートを使い、ダルマストーブと煙突を取り付けるのだそうです。

寒さよけや昼御飯や休憩用に必須なのだそうです。

寒い日にはお鍋の差し入れでも行こうかな。


明日からいよいよ本格出動になります。


皆さん、怪我をしない様に気を付けて下さいね。




田舎暮らしのコツ

2010年01月13日 20時26分16秒 | 田舎暮らしへの道
おばんでございます~

流行りもんの田中家は、「都会の喧騒を捨てて田舎暮らし」など始めましたが、

私なんぞ、ずーと愚痴ばっかりです。

何が大変か、

百姓は儲からない。  ハイハイ

気候の変化、  ハイハイ

農作業は重労働  ハイハイ

顔のそばかすは増えるし、 ハイハイ

髪の毛は日焼けでバサバサなるし、 ハイハイ

手は荒れるし、   ハイハイ

ん~だども~

何が大変って、絡み付く人間関係でっしょ。

言葉一つの中に、5~6個の意味合いが含まれていて。。。

あっうんっの呼吸の中に読み取らなければならない。。。

ハイはイイエを意味し。

「やんたな~」は「良いかも知れない」を意味する。

見て聞いて嗅いでそして感じて人の思いや行動を読む。

は~~~~~

10代の頃は、この絡め取られそうな人間関係が否で都会に出た。

今は、何だか素直に受け入れられる。

なぜかな~?

ずーっとここで暮らし生きて来た人の様に感じ取る事はもう出来ないが、

思い巡らす事ぐらいは出来そうである。

田舎の人はシャイな人が多い。

こっちから相手の懐にジャンプさ。

何とかなってるのが不思議??? 皆も一生懸命私達を受けとめ様としてくれてる

そんな事を感じる今日この頃でした。

田舎暮らしのコツ・・・有るとすれば・・・

それは『謙遜さ』かも知れない。