農家 民宿 レストラン・あんすろーじ

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生き生きしすぎてる・・・日常

自然との共生

2009年10月15日 21時01分06秒 | 無化学肥料無農薬栽培作物
こんばんは  あみです。

収穫の秋です。

今日はこれ


さつま芋です。

なぜか地面の中の作物はワクワクします。
見えない分期待が膨らみますね~。


が・・・・・!

なんだこれは



何かかカジッタ跡が・・・・何?

こちらの株は皮一枚まで全部かじられてます。



サツばあちゃんの意見は「山の際の畑だから
ネズミがたくさん出るんだろう」

弟の意見は「有機無農薬の畑にしたから、
モグラがミミズを求めてやって来て、
その穴にネズミがやって来て食べるのだろう」

どちらも考えられます。

ジャガイモの時も4~5株やられましたが、

今回のサツマイモは25株中23株やられました。

これなどは初期に茎をかじられた為か

もう此処まで芽を出しています。



無傷なものはこれだけ収穫して20本だけです。

ネズミさん?どうしてお腹いっぱい食べたら止めないのかな~
あっちをカリッ  こっちをカリッ  中途半端じゃなく
徹底して食べて下さい。その代り2~3株で勘弁して下さいよ~。

自然との共生の為作物の20~30%は皆さんにお返ししますから。
だから残りは私達に下さい。

こうなったらネズミやモグラの天敵の
蛇に私達の畑に来てもらうのはどうでしょうか?

いやいや・・・蛇と同居の畑作業も考えものです。
こちらは別の意味で危険です。


かじられたサツマイモ掘りを終えた夕暮れ時、
山から続く土手近くでピキパキカサコソと
獣らしき足音がしました。

(山から続く土手に何やらけもの道が…
ずーっと何の道なのかな~?と思っていました)


じっと身を潜めていると子だぬきが下りてきました。

可愛いのですが彼らはドジョウを取る為に
稲株を踏みつぶしてしまうのです。

トウモロコシもかじります。
栗も食べます。

まあ一株や二株はしょうがないのですが、
問題は、ここで餌が十分取れるとなると、繁殖の勢いが強くなります。

バランスが崩れます。
(人間にとってのバランスそれとも獣にとってのバランス?)

有機栽培でミミズが増える。
無農薬稲作でドジョウが増える。
(慣行田にもいますが、量が異なります)

それを餌に小動物が集まる。
熊は餌が十分ある事が分られるといつくそうです。

イノシシに至ってはすべてがメチャクチャになるそうです。

まだ畑も田んぼも、慣行農法から有機無農薬農法に
換えてワンシーズンです。
それなのにこれだけの変化に、サツばあちゃんも
驚きです。

このままでは来年の畑の作物は、安定した収穫量が
望めないのかしらと心配になりました。

対策を勉強しなくては。


「自然との共生」と一口にいっても難しいんだな~と

へこんだ一日でした。