ANNAN(ふれでぃ・えとう)の気まぐれ日記

シンガーソングライター、そしてQUEENトリビュートバンドQUEENESSのボーカルでもあるANNANの日記

マイル修行とは・・・

2009-02-06 00:00:01 | Weblog
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さてさて・・・

血眼になって?エアラインのマイルを貯めて、あるいはフライト回数を稼いで航空会社のマイルメンバーの上級会員になろうとすることを、マイル修行というらしい。マイルをためるとどんないいことがあるのか・・・という前に、まずマイルはどういう構成になっているのか?という点に少しふれると・・・

マイルを貯めるには
(1) エアラインのマイル会員になる
(2) 飛行機に乗るたびに、乗った分(原則として)マイルが貯まる
(3) マイル会員になったときに、クレジットカード機能を持たせておくと、そのクレジットカードを使った時にマイルが貯まる

これらで貯まったマイルは(エアラインによって呼び名は違うが)、「フライトマイル」となって、(これもエアラインによって換算率は異なるが)、例えばユナイテッド航空で15,000マイルたまると、それを使って提携会社であるANAで国内旅行が1回無料でできる。

ちなみに、成田→サンフランシスコを直行便で1往復すると、10248マイル。あとは年間30数万~50万円ぐらい(カードの種類によって異なるが)のショッピングを行えば年間5000マイルが貯まり、国内旅行が1回無料になるという・・・簡単に言えばそんな感じである。


(写真:ホノルル空港、ユナイテッド航空の777)

片や、エリートマイル(これもエアラインによってシステムも呼び名も違うが)と呼ばれるものがある。これは、原則として実際に飛んだマイルのみの加算によるもので、上記成田→サンフランシスコでは10248マイル。ユナイテッドの場合、こいつを年間25000マイル貯めれば(あるいは年間30区間搭乗すれば)、プレミア会員。50000マイル貯めれば(あるいは年間60区間搭乗すれば)プレミア・エグゼキュティブ会員となる。ショッピングマイルなどのいわゆる「陸(おか)マイル」はこれには原則として加算されない。

それぞれ、上級会員レベルになるといろんな特典サービスが付いてくるのだが、いわゆるマイラーの皆様方の多くはそれを目指して「修行」しているらしい。職業柄海外へ何度も飛ぶ人は、実際の飛行マイルを貯められるが、海外へ出ない人は国内で回数を稼ぐというやり方で。


(写真:ワシが操縦する小型機、嘉手納基地着陸寸前・・・)
*フライトシミュレーターである。実機ではないので念のため。

ユナイテッド航空で、プレミア・エグゼキュティブ会員になると、同時にスターアライアンス・ゴールドメンバーとなる。そうするとどんな特典があるのか・・・

ユナイテッドに搭乗すると、フライトマイルが倍でカウントされるようになる。つまり、成田→サンフランシスコを直行便で1往復すると、通常の倍の20496マイルとなるので、1往復するだけでANAを利用しての国内旅行が1回無料になる。あるいはアジア方面へのユナイテッドの旅行が1回無料でできるようになる。

例えば国内線でANAを使う場合、どんな種類の航空券(マイルを使った無料旅行であっても)、ANAのラウンジを同行者1名と同時に使うことができる。搭乗前にコーヒー飲んだり、場合によってはアルコール飲んだりしても無料である。パソコン電源なんかも使えるし、なによりラウンジは静かである。ゆったりフライトを待つってのはなかなかいいものである。

ほとんどのフライトで優先搭乗できる。お年寄り、体の不自由な方、小さなお子様と旅行の方に対する最優先搭乗が終わった次、一般のお客さんよりも先に飛行機に乗れるのである。荷物があるときなどはとても便利だったりするのは言うまでもない。

預ける荷物は優先扱いになる。目的地の空港に着いたら、一目散にターンテーブルに行って・・・という光景をよく見かけるが、結構これが無駄だったりする。なぜなら国際線の場合だとファーストクラスの荷物が一番先に出てきて、次にビジネスクラスおよびゴールド会員の荷物が出てきて、一般客の荷物は最後と決まっているからである。国内線でも同じようなもの。まず出てくる荷物は、スターアライアンス・ゴールド会員とか、その日にプレミアムクラスに乗った人の荷物である。ターンテーブルのところで待っていると「Priority」という赤いタグが付いた荷物とかが、最初に出てくるのを見たことがないだろうか?あれである。こいつもなかなか便利なサービスである。

その他にも、エアラインによって無料アップグレード券がもらえたりとか、いろんなメリットがあるのだ。

ここまで書いてようやく本題である・・・ってか長い前フリだな。


(写真:成田空港、ユナイテッド航空の777-400)

ワシは今までにマイル修行を意図的にやったことがない。仕事柄、海外出張が多かったこともあって、2000年代に入ってからしばらくの間、意識しなくてもゴールド会員になってた。なのでラウンジは結構使い放題だったし、荷物も最初に出てくる。ちょっと大きな荷物を持って搭乗する時も、最初に乗れるので荷物スペースが確保できる。

ここ数年は少し海外出張が少ないので、一昨年に一般会員まで落ち込んで、昨年末でようやくシルバー(これ、あんまりメリットないよ)に復帰。今年はきっとゴールドに戻るであろうが・・・増して、国内線を何度も使って回数を稼いで上級会員になろうとしたこともない。

世の中には、マイル数ではなく実際の登場回数で上級会員を目指す方々がいらっしゃるらしい。その方々は、回数を稼ぐために飛行機に乗る。目的地で何かをするというのではない。ひたすら飛行機に乗るのである。そうなると搭乗距離は短いほど効率的なのだとか。たとえば、福岡・対馬間を1日に3~4往復(搭乗6~8回)とかする。それを年に何回かやれば上級会員。そのようにして上級会員を目指すことを「マイル修行」と言うらしい。またそういう修行をする人を「修行僧」というらしい。

たまたま昨年末にシンガポールにマイル稼ぎに行こうとして、パスポートの有効期限が足りずに搭乗拒否されたことがあった。普通の修行僧から言わせれば、きっとあれは邪道なのだろうけど、まあワシにとってはある意味「修行」のつもりであった。


(成田空港:シンガポール航空のA380)

さて今年である。
今のところ既にANAで6回搭乗。3月は米国、11月はオーストラリア。その間にもあと1回ぐらいの長距離路線搭乗になりそう。大阪往復も頻繁に行うことになる(しかもうまく使えば新幹線よりも安い)ので、回数面でも結構な数になりそうである。だって月に2往復(=搭乗4回)×12か月でも48回だからね。

というわけで、今年は距離が先にくるか、回数が先にくるかわからないが、スターアライアンス・ゴールドメンバーへの道が結構近そうな気がしている。もっとも、理由があって飛行機に乗るわけで、マイルを貯める目的で飛行機に乗っているわけでは、決してないのだけど・・・

ところで、ANAでマイルを稼ぐ人を「青組」、JALで稼ぐ人を「紅組」と呼ぶらしい。さらにスターアライアンス(ユナイテッド、ANA、ルフトハンザなど)のことを「星組」などと呼ぶらしい。うーん深いなぁ・・・マイラーの世界は

マイル修行と言えば、「パッチンコ、パチンコしましょ♪」で有名な、東京パノラマ マンボボーイズのパラダイス山元さん(このビデオで右でパーカッションたたいてる陽気なおじさん)のマイル修行記事が面白いので、ここでオススメしておこう。笑えます。


(写真:羽田空港、ANAの747-400D)

本日のTOP写真はチューリッヒ空港でのスイス・インターナショナル航空のA340である。こうして並べて見ると、ワシが今は「星組」であることがわかる。昔はアメリカン航空(JALとかとOne Worldというアライアンスを持っている)でゴールドだったりもしたのだけど、今は全然乗らないので、平会員である。
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