ANNAN(ふれでぃ・えとう)の気まぐれ日記

シンガーソングライター、そしてQUEENトリビュートバンドQUEENESSのボーカルでもあるANNANの日記

Martin D18GE

2008-04-24 03:16:26 | ANNAN
まずは恒例の週一回の宣伝から
ANNAN(=ワシ)とマネージャのWANKOによるネットラジオ

RADIO GOO GOO

今週は、4月24日(木=つまり今日)の23時~24時の放送です。ゲストも来るよ。というわけで、皆聞いてね!上のRADIO GOO GOOをクリック(ケータイではできません)すると番組ページが開きます。



さて今日は久々にギターの話である。かなりマニアックな話になるが勘弁してちょ!

久々にワシの家にマーチンがやってきた。と言っても別にマーチンという名の米国人が遊びに来たのではない。ギターの話である。実は年末には来てたのだけどね。ワシのギターについては、今までもいろいろと書いてきた。こんな感じである。

Guild D100 ワシのメインギターその1。
Gibson DOVE (100th Anniversary) ワシのメインギターその2。
Martin D28 これはもうウチにはいない。
Gibson Chet Atkins CE 主にKWEENで使用。
Ovation Adamas II ワシのライブ用サブギターその1。
Ovation Elite これはもうウチにはいない。
Ovation Pacemaker 主にKWEENで使用。
Ovation Custom Legend これはKWEENのロジャー宅に出張中。
ARIA AF150 入院・改造中。これからのワシのツアーギター。

実はこれで全部ではないのだけど。

思えばマーチン(ワシは昭和の人なので、マーティンとは書かない。あくまでもマーチンである。)が家に来るのはとっても久しぶりである。以前、ワシがボーカルやってるクイーン・トリビュートバンド『KWEEN』のレコーディングに使う目的で、1976年製のMartin D28を持っていたことがある。ただ、結果的にあんまり気に入らなかったため、売却。その後マーチンとはなぜか疎遠であった。

ある日、御茶ノ水のクロサワ楽器を訪ねたワシ。どうも、数年前にBrian Mayギターの日本お披露目イベント(クロサワ楽器主催)にKWEENで出演して以来、クロサワさんとは懇意にしてるのだ。渋谷店で仲良くなって、その後御茶ノ水に異動した店員の「iさん」をヒヤカシに行っただけだったのだが・・・

そこに本日のTOP写真のギターがあったのだ。Martin D18GE。シリアルから判断すると2000年の暮れに作られたギターのようである。つまりまだネックはソリッドマホガニーの頃である。

iさん:「江藤さん(ワシの本名)、これいいっすよ~。今日店頭に出したばかりなんですけどねー。」
ワシ:「そう?でもいやだ!だって飾りがないもん。興味ないな。」

そう、ワシは性格が地味なので、その反動でギターはバリバリに飾りがついているのが好きなのである。マーチンならD45 / D42 / D41あたり(もちろんOMとか000もアリ)。それもTree Of Lifeとかそういう派手なのが好きなのだ。その店員はワシのそういう悪趣味な?部分も良く知っている。

iさん:「でもこれ弾くと世界観変わりますよ!」
ワシ:「そんな大げさな・・・ワシ別にこれ弾いたからといって、ユダヤ教に変わったりしないし。太陽が西から昇るように見えるとか、そんな話じゃないでしょ?
iさん:「そーいう意味じゃなくて・・・いいからとにかく弾いてみて!」

そう言いながら頼みもしないのにチューニングを始める店員のiさん。そしてしぶしぶ弾いてみるワシ。

ワシ:「えっ???何これ?、すげー音じゃん!」

実際、今までに聞いたことがないぐらい凄い音なのである。まあ、今までマホガニーサイド・バックのギターを自分で買ったことがないので、その音の性格が新鮮だったという要素は否定できないが。

iさん:「そうでしょー。いいでしょー。欲しいでしょー。
ワシ:「でも飾りがないよ。貝の飾りないもん。D18って音は好きなのも今までにあったけど、ルックスがね・・・」
iさん:「シンプルなのもいいですよ。そもそも江藤さん派手なギターばっかり持ってるじゃないですかぁ?これ、明日には売れちゃいますよー。僕が自分で買わないなら、江藤さんに弾いて欲しいなぁ。ねっ、やっぱり欲しいでしょー!持って帰りたいでしょー。
ワシ:「・・・」
店員:「派手なおねーちゃんもいいけど、清楚なおねーちゃんもいいですよー。
ワシ:「・・・(何の話やねん?)」

考えること2時間弱。他のマーチンとも弾き比べをする。そして・・・

持って帰ってしまいました。

このギター。しばらくはライブには登場しない。まずは今のレコーディングで使ってみるつもりである。ワシがステージで使うためにはピックアップ(つまりはマイクと思ってちょーだい)を内蔵しなきゃならないんだけど、今まで使ってきているアンサーサドルのピエゾ(ワシはFishmanを今まで好んで使ってきたが・・・)は入れたくないなーと思っているからである。そう、もっとナチュラルな音が欲しいのだ。

2ヶ月ほど前からケガで入院中のギター(この下の写真ね)には、アンフィニカスタムワークスさんのデュアルピックアップを搭載することになっている。このマーチンにも同じものを付けようかな?と思ってはいる。しかし、その予算が今ワシにはない。なので、しばらくはレコーディングスタジオ内と自宅での作曲に使うつもりである。




【余談】
最近は韓国や中国製のギターのクオリティーが良くなってきている。日本ブランドだったり米国ブランドできっちり監修されたそれらのギターは、かなりな質である。実際、いくつか弾いてみたが、Crafter(これは韓国の独自ブランド)、ARIA Dreadnoughtの大半(中国製、日本ブランド)、HeadwayのUniverseシリーズ(中国製、日本ブランド)、GuildのGADシリーズ(中国製、米国ブランド)などの中には、かなりなクオリティーのモノがある。

基本的にギターはワシの仕事道具なので、あまり妥協はしない。が、仕事でも十分に使えるモノが出てきているというのがワシの印象である。スタジオクオリティーかどうかは別として、ライブ・ツアー用の道具としては、合格点なものもいくつかあるというのがワシの評価。値段もそこそこリーズナブルだしね。多少当たり外れが多いのが玉に傷ではあるけれど・・・

ちなみに、記事中の写真。つまりワシのもう一つの新たな相棒であるが、これは中国製日本ブランドのARIA AF150である。
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