今日はちょいと独り言(公開用愚痴とも言う)
KWEENというバンドがある。そう、ワシがボーカルをやっているQUEENのトリビュートバンドである。ライブをやったりTVに出たりすると、BLOGとかいろんなところで、感想を書いてくださる方々がいる。嬉しい事である。
もちろん全てが好意的とは限らない。時に批判もあるし、また誹謗中傷もある。また、時に「誤解」もある。それら一つ一つにコメントすることに、意味は感じないけれど、もっと調べてから書いて欲しいなぁと思う事も多い。そう、今日は愚痴である。
まずは「英語」について
ワシの英語は完璧ではない。それはわかっている。TOEICでも満点は取れない。(ご参考までにTOEICは920点、TOEFLは628点である・・・米国の大学院であれば、どこでも英語に関しては、何ら問題なく入れるレベルである。)基本的には、米国で英語に触れたために、身についているのは米国発音に近いものである。ちなみに、その昔は某英会話学校で非常勤講師もやってた。(時にはネイティブとして教えたこともある。)
しかし・・・QUEENをやるなら英国発音でなきゃいかん。しかもFreddieの発音は、英国標準(なにをもって標準というか?は取り敢えずおいておこう)の発音とは異なる部分が多い。しかもよく「噛む」。だったら、できるだけそこもマネしようと、英国発音をかなり勉強し、体得したワシである。
だけど、時々「日本語ナマリの英語」と書かれる。書くのは自由だけど、もっと勉強したら?と言いたくなる。いわゆる米語しか「英語」として捉えていない、知ったかぶりの人(つまり言語学的見地もなければ、英語をそれほどわかってない素人)にありがちなコメントで、聞くに値しないコメントなのだけど、それを見て凹んでしまうワシ。
次に音程の話
だからKWEENはQUEENのライブを再現しているバンドなんだってばぁ・・・これも音楽をよくわかってない人にありがちなコメントで、しかもQUEENのライブを聞いたことが無い人にありがちなコメントだけど「KWEENのふれでぃ(ワシ)は高音が出ない。だからフェイクして誤魔化している」ってやつ。
悲しくて何も言う気が起きない。はっきり言いましょう。QUEENのライブはワシも何度も見ているし、現存する映像資料などもかなり豊富に持っているほうである。しかし、ライブにおいてフレディー(本家)がワシよりも高い声を出す事はない!音楽的に言えば、フレディーはステージでAより上の声は出さない!(ごく稀に例外はあるが。)しかも裏声は基本的に一切使わない!そして、レコード(CD)上では、フレディーが歌っている高いパートは、ロジャーに任せる訳である。例えば、We Are The Championsのサビである、We are the champions, we are the championsの2回目は、フレディは1オクターブ下げて歌い、本来の音程はロジャーが歌っているのだ。
ライブCDとかでは、ミキシング上、このようなことが判りづらいこともあるが、例えばLive Killersとかを聞いてみて欲しい。明らかにフレディーの声がオクターブ下に行くのがわかるはずである。そういう意味では、本物のライブにも「偽者」があるということすら知らない人には批評されたくないと思う。ウェンブレーのライブの1曲目、One Visionをよく聞いてみれば、フレディの高い声が「後からスタジオで足された声」であることがよくわかる。中間部の;
I had a dream
When I was young
A dream of sweet illusion
A glimpse of hope and unity
And visions of one sweet union
But a cold wind blows
And a dark rain falls
And in my heart it shows
Look what they've done to my dreams
の部分を聞いてみて欲しい。観客席の音(専門的にはノイズという)に残っているフレディの低い声と、後からスタジオで足された高い声の両方が聞こえる。そう、後から声を足している、このようなケースもあるのである。
KWEENは「QUEENのライブをコピーしている」バンドなのだ。だからライブに極力忠実に、しかもいろんなバージョンがあるのを使い分けているのである。以前、どこかのHPで「Killer QueenでKWEENのフレディーは後期(声が出なくなったあとのフレディー)をコピーしているので下を歌っているが、本家フレディーはもともと上を歌っていた」などという書き込みを見た。あまりにモノを知らない、知ったかぶりの方に反論する気にもならんかったが、フレディはそもそも下を歌っている。ワシが持っている70年代のブートライブ全てにおいて。
そういう人に限って、評論家っぽく「もっとQUEENはコーラスが厚かった」などというが、そもそもステージ上では3声(ジョンが殆ど歌わないため)である。Live at the Rainbow(だったかな?)のOgre Battleなんて、後からコーラス足してるじゃない。Now I'm Hereもそうでしょ?そのくらいわからん人にとやかくいわれたくないってのがホンネである。
Bohemian Rhapsodyの中間部
これは完全に初心者向け講座になっちゃうけど、QUEENはこの「オペラパート」は、テープをかける。メンバーは誰一人としてステージに残らない。そして、ライティングのショーに全てを任せるのだ。これがQUEENのライブである。ここを生でやる人達も知っているし、それはそれですごいとは思う。でもKWEENはQUEENのステージを再現しているバンドなのである。だから、ここは誰が何と言っても絶対にテープを使う・・・そうじゃなきゃQUEENのライブじゃないんだもん。
批評される(批判されることも含め)ことは、有る意味良い事であると思う。だけど、批評する・批判するためには、そのベースがおべんきょうできていないとダメなのだ。それができていないことを、日本語で「不勉強」という。
逆に「好き」・「嫌い」で評価されるほうが潔くて好きである。所詮音楽は嗜好品なんだから。KWEENのフレディはデブでハゲだから嫌い!っていわれるほうが、上の例よりもよほどすっきりする。(でも「そのキャラがいい」なんてコメントも頂くので、そこは自分を甘やかしてきているけど・・・)
ってなわけで、愚痴でした。
KWEENというバンドがある。そう、ワシがボーカルをやっているQUEENのトリビュートバンドである。ライブをやったりTVに出たりすると、BLOGとかいろんなところで、感想を書いてくださる方々がいる。嬉しい事である。
もちろん全てが好意的とは限らない。時に批判もあるし、また誹謗中傷もある。また、時に「誤解」もある。それら一つ一つにコメントすることに、意味は感じないけれど、もっと調べてから書いて欲しいなぁと思う事も多い。そう、今日は愚痴である。
まずは「英語」について
ワシの英語は完璧ではない。それはわかっている。TOEICでも満点は取れない。(ご参考までにTOEICは920点、TOEFLは628点である・・・米国の大学院であれば、どこでも英語に関しては、何ら問題なく入れるレベルである。)基本的には、米国で英語に触れたために、身についているのは米国発音に近いものである。ちなみに、その昔は某英会話学校で非常勤講師もやってた。(時にはネイティブとして教えたこともある。)
しかし・・・QUEENをやるなら英国発音でなきゃいかん。しかもFreddieの発音は、英国標準(なにをもって標準というか?は取り敢えずおいておこう)の発音とは異なる部分が多い。しかもよく「噛む」。だったら、できるだけそこもマネしようと、英国発音をかなり勉強し、体得したワシである。
だけど、時々「日本語ナマリの英語」と書かれる。書くのは自由だけど、もっと勉強したら?と言いたくなる。いわゆる米語しか「英語」として捉えていない、知ったかぶりの人(つまり言語学的見地もなければ、英語をそれほどわかってない素人)にありがちなコメントで、聞くに値しないコメントなのだけど、それを見て凹んでしまうワシ。
次に音程の話
だからKWEENはQUEENのライブを再現しているバンドなんだってばぁ・・・これも音楽をよくわかってない人にありがちなコメントで、しかもQUEENのライブを聞いたことが無い人にありがちなコメントだけど「KWEENのふれでぃ(ワシ)は高音が出ない。だからフェイクして誤魔化している」ってやつ。
悲しくて何も言う気が起きない。はっきり言いましょう。QUEENのライブはワシも何度も見ているし、現存する映像資料などもかなり豊富に持っているほうである。しかし、ライブにおいてフレディー(本家)がワシよりも高い声を出す事はない!音楽的に言えば、フレディーはステージでAより上の声は出さない!(ごく稀に例外はあるが。)しかも裏声は基本的に一切使わない!そして、レコード(CD)上では、フレディーが歌っている高いパートは、ロジャーに任せる訳である。例えば、We Are The Championsのサビである、We are the champions, we are the championsの2回目は、フレディは1オクターブ下げて歌い、本来の音程はロジャーが歌っているのだ。
ライブCDとかでは、ミキシング上、このようなことが判りづらいこともあるが、例えばLive Killersとかを聞いてみて欲しい。明らかにフレディーの声がオクターブ下に行くのがわかるはずである。そういう意味では、本物のライブにも「偽者」があるということすら知らない人には批評されたくないと思う。ウェンブレーのライブの1曲目、One Visionをよく聞いてみれば、フレディの高い声が「後からスタジオで足された声」であることがよくわかる。中間部の;
I had a dream
When I was young
A dream of sweet illusion
A glimpse of hope and unity
And visions of one sweet union
But a cold wind blows
And a dark rain falls
And in my heart it shows
Look what they've done to my dreams
の部分を聞いてみて欲しい。観客席の音(専門的にはノイズという)に残っているフレディの低い声と、後からスタジオで足された高い声の両方が聞こえる。そう、後から声を足している、このようなケースもあるのである。
KWEENは「QUEENのライブをコピーしている」バンドなのだ。だからライブに極力忠実に、しかもいろんなバージョンがあるのを使い分けているのである。以前、どこかのHPで「Killer QueenでKWEENのフレディーは後期(声が出なくなったあとのフレディー)をコピーしているので下を歌っているが、本家フレディーはもともと上を歌っていた」などという書き込みを見た。あまりにモノを知らない、知ったかぶりの方に反論する気にもならんかったが、フレディはそもそも下を歌っている。ワシが持っている70年代のブートライブ全てにおいて。
そういう人に限って、評論家っぽく「もっとQUEENはコーラスが厚かった」などというが、そもそもステージ上では3声(ジョンが殆ど歌わないため)である。Live at the Rainbow(だったかな?)のOgre Battleなんて、後からコーラス足してるじゃない。Now I'm Hereもそうでしょ?そのくらいわからん人にとやかくいわれたくないってのがホンネである。
Bohemian Rhapsodyの中間部
これは完全に初心者向け講座になっちゃうけど、QUEENはこの「オペラパート」は、テープをかける。メンバーは誰一人としてステージに残らない。そして、ライティングのショーに全てを任せるのだ。これがQUEENのライブである。ここを生でやる人達も知っているし、それはそれですごいとは思う。でもKWEENはQUEENのステージを再現しているバンドなのである。だから、ここは誰が何と言っても絶対にテープを使う・・・そうじゃなきゃQUEENのライブじゃないんだもん。
批評される(批判されることも含め)ことは、有る意味良い事であると思う。だけど、批評する・批判するためには、そのベースがおべんきょうできていないとダメなのだ。それができていないことを、日本語で「不勉強」という。
逆に「好き」・「嫌い」で評価されるほうが潔くて好きである。所詮音楽は嗜好品なんだから。KWEENのフレディはデブでハゲだから嫌い!っていわれるほうが、上の例よりもよほどすっきりする。(でも「そのキャラがいい」なんてコメントも頂くので、そこは自分を甘やかしてきているけど・・・)
ってなわけで、愚痴でした。