自慢ついでに、私の仕事運の良さの話をもう一つ。自慢話にうんざりの方はスルーでどうぞ。
展示会の1週間程前に、ロボットメーカーF社の専務さんがお供をいっぱい引き連れて来社された。
いや、”引き連れて”は違うかも知れない。お供が勝手にぞろぞろ付いて来ただけだと思う。
SPよろしく。世界に名だたる会社だ。そこの専務さんだ。しかも御曹司だ。
我が社もそこそこF社さんのロボットを購入しラインに組み込み、システムインテグレートと言うの?
やってる訳。ロボット単体販売する一次代理店もやっている。
しかし・・・”ふうん、いくらお客様だとは言え、あんな大きな会社の専務さんが我が社みたいな
小さな会社に来られるって、ねぇ・・”と、かなり早くから予定カレンダーで社長以下各取締役も
出席が入っているのを見て、さもありなんと納得。すると、ロボットよく売るから私にも出るように
との社長の指示。はいはい、いいんですか?私みたいなのも出席して・・と表向きは思ったが、
内心はそりゃそうだわね、当然 と思ったのも事実。
若くて賢そうで優しそうで、もの静かな専務さんだった。可愛いらしいお顔。博士さんだった。
創始者のお孫さん、3代目。今の社長は一族ではないらしいが、会長がお父上。次期社長だろう。
さすが、とっても品がある。
私は要らぬことは言わないようにと黙って出席していたが、最後の方に『営業、何か困っている
こと無いか?』と社長が聞くものだから、アフターのサービス部門のことをチラッとお話した。
御一行様が終わって帰られてから社長が私に『私が一番ロボットたくさん売ってますねん!て、
言うたら良かったのに』と言うものだから、『そんなこと・・・あの場で言っていいんです?
ちょっとはしたなくないです?自慢ですもんね』
社長は『自慢は得意やろ?』と。
自慢ならいくらでもするよ。てか、運が良い話よ。
前の会社に居た時、私は今の会社からロボット単体を数十台購入していた。
メインは某お客様の新工場新ライン構築で、いくつかの工場に、嘘みたいに何ライン何十ラインも
設備を入れさせていただいた。夫々の工場のご担当様が、営業は私でなければいけなかった。
前の会社はハラスメントで急に辞めたが(私が受ける側よ)、時間がない中、大事なお客様数件には
とりあえずご連絡はした。『〇〇さんが居なくなったらどうしたらいいの・・・』と言われたけれど、
ここからが又嘘みたいな話。
そのお客様のその計画が、私が前の会社を辞めるのとほぼ時を同じくして終了したのだ。
入れ切ったと言うことか・・。
従って、前の会社からのロボットの新規注文は、今は殆どない。別のお客様の入れ替え位だ。
何と言う幸運だろう!今まだ、自分 前の会社に居たとしても、それほど多くの仕事は取れて
無かったかも知れないのだ。まあ前の会社で何事も無ければ68歳でリタイアとは決めていたけれどね。
辞めざるを得なかったのが67歳で、まだ1年残ってる自分は不完全燃焼だったから、今に至ってる。
で、運の良いのはまだ続く。
今の会社に来て最初の展示会で、今の私の一番にして最大のお客様に巡り合った。
その会社の社長さんとはケミストリーだと思う。簡単に言えば相性が合うってこと。
各工場の自動化無人化のご計画に嵌って、それから怒涛の様に注文を頂く。この2~3年で既に
ロボット20台位はF社から購入している。そして今もまだ引合構想中の案件が続いている。
それもこれも、お客様が気に入って下さる設備に仕上げてくれる、設計や会社の皆が一緒になって
頑張ってくれるお陰だ。決して自分1人の力ではない。
お客様社長も私でなければいけないと仰る。80歳までは営業してくれと👀。いや・・難しいでしょ。
しかしこれ、幸運と言わずして何と言う。
あっちからこっちへと自分が会社を移動した途端、仕事もあっちからこっちへと付いて来てくれた?
みたいな・・・。そんなことあるのかなぁと。ただただ有り難く感謝しかない。
展示会にF社の専務は又ブースに来て下さった。『F社のロボット💛でありがとう!』と。
F社のサービス部門トップも別でお詫びに?来てくれた。
夕方ホテルで、社内の女性で食事行こうとロビーで1人待っていると、F社の専務に遭遇。
『専務!今日は女子だけなんですけど夕食ご一緒しません?』と声を掛けると、
『今はこんな時期なので(コロナ急増中)会食は控えてます。又改めてご一緒しましょう』と。
うちの社長にその話すると『F社の専務をご飯に・・よぉ誘うなぁ・・』と感心?呆れて?いた。
私、仕事運は強いのかも知れない。しかし他の運は?
娘には男運は最低だと言われる。特に旦那運が・・と💧。
友だちにも恵まれている。親姉兄子どもたち孫たち、身内とも良好な方だ。身体も元気。
男運悪いくらい我慢しないといけないね。全部が良いなんて有り得ないものね。
逆にそんなの怖いものね。有難いと感謝しているよ、ホント。