アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

脱・初心者弾きのための覚書(その3)

2021年06月29日 | ピアノ
ショパン/舟歌(練習記録その6)」と「ショパン/舟歌(練習記録その7)」を比べると、確かに良くなった部分が多いんだけれど、「その7」でもやはり「初心者弾き」が目立つのは例の和音ラッシュのところ。

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「目立つ」というのは文字通り、聞いた感じ(録音がけちょいからわかりにくい)より見た目ではっきりわかる。こういうふうに弾く(見える)プロはいない。

平たくいって、「ハエ叩き弾き(手の形はそのまま、手の甲を下げて鍵盤を押し込む)」に戻っちゃってるんだけど、これはなぜかといえば、
オクターブに加えて、間にいくつか音があるなんて音形は、届くけどぎりぎりな感じになるので、「指で弾く」がしにくいから(だと思う)。

それでどうなっているかというと、弾き終わったあとの手が、鍵盤上に腰を下ろしてお休みしているというか、どっかり? べっちゃり?

これだと、音が悪くなるだけじゃなくて、次へ移りにくいから速く弾けないという欠点もあるわけです。

たとえていえば、
バレリーナがトゥシューズで立って、トトトトトトト…って動いてるやつ(重力を感じさせない)
と、
足裏べったりつけて一歩一歩歩いてるやつ
の違いみたいな。

やはり、やりにくくても、そして最小限の動きになっちゃってもいいけど打鍵の瞬間は指で弾く意識を持つということと、
鍵盤によっこらしょしないで(重力とべったりお友だちにならないで)ちゃんと自分でふわりと腕を支えておくこと(下腹だいじ)

指を目一杯広げなくちゃいけないところなので「指で弾く」はやりにくいんですけど…

鍵盤の手前側からアプローチして、手首は低めに構えて、
弾く瞬間にはごくわずかに手首と指を使って打鍵する。

そんな感じで弾くと、弾く瞬間には手の甲が下向きに動いてるのではなくて、むしろ上向きに動いていると思います(ほんのちょっと)。

ピアノは下に弾くんじゃなくて上に弾くんです(!?)

結局のところ、打鍵の瞬間から、さらに下に押し込んでいくような動きにならず、
速やかに力が抜けることが大事なわけです。

ずいぶん前ですが、ピティナのステップ受けにいったときに、先生方のお話みたいのがあって、
仏壇にある「りん」を持ち出して、こう、がちって叩いたら響かない、すぐ反転するような叩くとリーンときれいに響くという説明をしていたのですが、

ピアノのアクションと「りん」だとずいぶん話が違い過ぎて、そもそも建前でいえばピアノの鍵盤はぐりぐりと押し続けてもハンマーはすぐ弦を放れるはずなんで、
とても「同じ」といえるような仕組みじゃないです。

仕組みは違うんですが、それがなぜか、「すぐ弦を放れる」の「すぐ」具合が違うんだかなんだか、「ハエ叩き」するとうまく響かないんで、なぜかこの、理屈からいってぜんぜん似ていないようにしか思えないモデルが「だいたい合ってる」。

ま、そんな感じに、今のところ理解しているわけなんですが、すーぐ「ハエ叩き」弾きに戻るんで、レッスン中、おゆき先生に直されて、直して、「ほらやればできるじゃない、やりなさいよ」までがお約束です。まだ相当繰り返す。

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