アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

「夫婦で囲碁」の楽しみ方(「素子の碁」)

2018年11月27日 | 生活
私がよしぞうと結婚したころ(平成元年)というのは、今ほど「趣味といったらまずピアノ」じゃなかったもので、今考えたら絶対しないような約束をしたんです。それは、

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定年になるまでに、夫婦二人とも、囲碁と将棋の両方で初段になろうね

というものです。この約束の趣旨は、要するに時間ができたときに夫婦で楽しめる趣味を確保しようとするものなので、別に正確に初段である必要はないですけど、そのくらいあればいろんな棋書を読むにも観戦するにも、あるいは実際指す/打つにも、棋力が足りなくて楽しめないってことはない。というか、それ以上を極めていくのはいろいろと苦しいこともあるでしょうから、一番楽しめるレベルといってもいいんじゃないですかね。

これでいくと、
よしぞうは最初から囲碁クリア、将棋はまだまだ。
私は、将棋はまぁまぁ、囲碁はぜんぜん(ルールがなんとなくわかる程度)。
というスタートだったのですが、

子供がいなかったころ、よく二人で将棋の大盤解説会に行ったりとか、そのあともずっと週刊将棋は買ってたりとか、いろいろ、要するに、よしぞうの将棋は「ある程度」のところまで来ていたので、その後も多少自然に楽しむことができて、だからよしぞうの将棋は多少進歩しました。現状は、あとちょっとというところでしょうか(楽しむ分には、もうオマケしちゃってクリアとみなしてもよい程度)。

一方、私のほうは「公約」を果たそうとする気配もないままここまで来てしまって、なにしろピアノやってればそれだけでいくらでも時間はつぶれるもんだから、もう(囲碁将棋は)いらないわ、という気分に。いや、旦那(と過ごす趣味の時間)がいらないわとまではいってないけども…いってないけれども、かなり充足しちゃってることは確かw

夫婦になって気づいた「誤算」というのはですね、もちろん一つには私がピアノにハマってしまったことだけど、もう一つは、夫婦で将棋/囲碁の対戦をするというのが思ったよりずっと成り立たないってことですね。

絶対、喧嘩になる

勝っても負けても感想戦しても喧嘩になる。とにかく家庭平和のためには直接対局は避けたほうがよろしいでしょう。これってうちだけ? (性格の問題??)

…と思っていましたところ、「素子の碁 サルスベリがとまらない(新井素子)」を読んでやっぱりそういうもんかと。

夫婦で碁をやる人というのはそんなに珍しくないけれども、よくあるのが夫の側が元から強くて、妻が付き合いで始めるような場合。この、新井さんご夫婦の場合は同じときにまったくの初心者から始めて、二人してハマってしまったということで実はこれ、わりとレアケース。

同じレベルで楽しめるので、だからこそ楽しい部分は当然いろいろあって、
たとえば、初心者って棋譜を見て並べるだけでもけっこうたいへんなんだけど、これを白黒で分担して並べたりしてね。
あぁだこうだいいながら並べたらそりゃ一人で並べるより楽しいよね。検討のあらかたは強い人が見たら噴飯ものだろうけれどもそんなことはどうでもいいとして。

ただ、もちろん、疑問点が生じたときに家庭内では解決しないってのは不便といえば不便かもしれませんが。

新井さん夫婦は、棋力が近いので、たとえば、一緒に囲碁教室に通ったり、大会に出たり、そういうことには好都合です。大会って、初心者が出られるのもありますから、もちろんバラで参加してもいいんですけど、チームを組んで団体戦というのもありますね。

そう、直接対局なら喧嘩になるかもしれませんが、協力プレイなら、違いますよね。

ん? 違うかな?? 次に進めなかったのが「オマエが負けたせいだ」なんて話になるかな。

協力プレイといえばもう一形態、「ペア碁」というのもありますが、これ、一手交代で指すやつね。これは、ちょっと考えるだけで、喧嘩勃発の火種がありそうだってわかると思いますが、新井さん夫婦も、明らかな悪手を打ってしまったときの、無言の非難(怖) そのあとの無言の昼食(o_o;;…
「もっと人格者でないと、無理だ」
と結論づけています。あぁやっぱり。

まぁそんなこんなで、夫婦で囲碁を楽しむ方法としてお奨めは何なのか、ということになりますが、
直接対局はもちろん、団体戦やペア碁も危険ということなので、
大盤解説などに夫婦で参加する、というのが基本形。
一緒に観戦すると、もちろんその時も一人で見てるより楽しいと思うんですが、
終わった後、感想をいい合うとか、さらには(後日、棋譜を見て)並べ直すなんてこともできます。

初心者なので、見てきた一局がさっと並ぶなんてこともないんですが、二人で協力すると案外(一人よりは)思い出せたりするのもおもしろいところです。

あと、詰碁や手筋の本を使って問題を出し合うというのもお奨めだそうです。解答側がさっと答えわかっちゃったらすぐ終わりますが、不正解だった場合、出題側はそれを自力できちんと受け切らないといけないので(たいてい、不正解手順は本で網羅されていないから)これはけっこうスリリング。でも、喧嘩にならない範囲のスリリング。なるほど。

やっぱり、夫婦で大盤解説会行くのはいいよね。初段までいかなくてもいいけど、ある程度なんとかしたいな。


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2 コメント

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ああ(笑) 勝負事はね (ぎどん)
2018-11-29 11:31:12
うちは将棋は夫のほうが圧倒的に強いし詳しいので
そもそも「一緒にやろう」方向に行きませんが…
勝負事は全体的に危険を孕んでますよね(笑)。
我が家の場合、テニスは、お互い勝手にやることにしてます。
他人様の試合を見る分にはいいんですが、
自分たち同士で練習とか試合とかだと、実力も方向性も合わないし。
たまーに共通の友人に誘われて一緒に練習すると新鮮です。

危険を孕むと楽しくないしね(笑)。
危険がない趣味が一緒だといい気がします。
だから観戦が無難かな、と(笑)。
ラグビーとか野球とかの観戦だと、感染しながら飲めるし一石二鳥(なんのこっちゃ)。
返信する
> ぎどんさんへ (アンダンテ)
2018-12-01 08:21:33
なるほど、テニス…
それも直接勝負は何かとアレですね、
観戦は無難(^^;; 将棋も同じ。
観戦しながら飲むのはばっちり楽しいですね。
うちは飲めないのがちょっとね(笑)
結婚は人生の酒場と申しますが…ってちょっと思い出した
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