弛まぬ空

酷く個人的かつ内面的な日記

抗不安薬と認知機能

2017-03-19 20:17:03 | 思考
抗不安薬で意識がぼやっとする人は多いと思う。
実際、入院中にワイパックスとデパスが頓服で処方されていたが、デパスに関しては
認知機能が衰える(弱まる)ので出来るだけ避けてください。
と言われていた。

抗不安薬の長期連用による耐性と副作用に関しては色々言われているが、この時の「認知機能が衰える」というのが、短期的-服用時のみなのか、長期的-脳に悪影響を及ぼす、どちらの意味なのかは分からない。
だが、うつで読字困難がある時や集中力が無い時に服用すると、「衰える」とは逆に認知-遂行機能は上昇する。自分の場合は。

入院中の医師が、ワイパックスなら認知機能は低下しないかは定かではないが、ワイパックス・ソラナックス・レキソタンに比べて、デパスはとかく切れ味が良い。それが依存性の形成につながってしまうことも多いのだろうが。

この前のTOEICでもデパスを服用したが問題はなかった。むしろ、飲まないと悲惨なことになっていたと思う。

勿論、用量にも依るだろう。
ソラナックスではおそらく0.8でも効果がないし、ワイパックスの1でも同じ。
今、レキソタンの2も処方されているが、1錠だと効果があまり感じられない。(過去に5だった時期もある)
そんななか、デパスの1は切り札的存在だ。
一生服用するかもしれない。
・・・が、逆に、温存しておきたくもあるし耐性がついたら厳しくなる。
長期的に脳の機能を低下させるとしても、上手く使っていかなければ。

存在の弱さと抵抗力の強さ

2017-03-14 23:26:55 | 思考
昨日からイフェクサーが150mg/day
未だにぼんやりと暗い気分、上がらない意欲に悩まされている。

でも・・そもそも、精神科に通う前に何か強い意志を持って成し遂げたことはあるのだろうか。
意欲がバリバリ出て、活動的になって、そういうのが長く続いたことがあっただろうか。
抑うつ感情以外で強い感情をある対象に強く抱き続けたことはあっただろうか。

おそらく、ない。
だから、薬が効いてもそんな強い存在にはなれない。
もとから、執着力も持続力も無い。
ただ、自分で言うのは何だが、短時間に集中してできる処理は凄まじいものがあった。昔は。
それも無くしてしまったが。

そして、そんな弱い存在とは裏腹に、身体の異物への抵抗力だけは強いのだ。
ほとんどの抗うつ剤は作用もない代わりに副作用もほとんど出ない。離脱症状もない。
これに本当に困っているのだが、イフェクサーも今のところそうなる可能性が高い。
個人的には副作用や離脱症状があっても、日々、朝から晩までまともに活動できる活力が欲しいのだが・・・

本当に、強さと弱さが矛盾して存在している。うんざりだ。

青春コンプレックスーぶり返し

2017-03-10 20:39:16 | 思考
普段、プロ野球とサッカーの国際試合、週二回くらいアニメを見る以外にテレビはつけない。これはもう大学生からの習慣だ。バラエティーなど騒音にしか聞こえないし、何よりマスメディアが嫌いだからだ。
マスメディアは特定のイメージを押しつける、イメージの生起、追求、そして購買行動を煽る。
かつて、それに苦しめられた。
中高一貫男子校だったため、そして生来のシャイネスのために女性との関係の築き方、距離が分からなくなり、ほとんど恐怖症めいていた時期があった。
そんななか、マスメディアは男女共学の青春のイメージを押しつけ、恋愛、純愛とやらのイメージを煽ってきた。
自分はそういうものを築けないし、これからも築きあげられないだろうという後悔と絶望で抑うつが強まって、他に神経も衰弱していたため、精神科受診となった。

一方的にマスメディアのせいにはできないが、そういう最大公約数にうけるイメージを作って煽ってきたのは彼らだろう。勿論、現実はそうでないことも分かってはいるが、それでも若い頃は経験していないことは分からない部分もある。

ずっと、そういうイメージに苦しめられて、ようやく去年の手術でそういうのから抜け出せたと思っていたのだが・・
WBCを見るためにテレビをつけていると、CMでも合格者だとか新~生だとか新入社員のイメージの煽りを受けて、少しうつになった。
それはそういう煽りに影響を受けた自分自身についての失望だ。

そういうものは手に入れることが出来ないし、自分には縁も無ければ関係も無いものだ。
そして何より、いつ死ぬかも分からないし、死ねばそういう記憶も何もかも消え去るのだ。

手術以降そう割り切っていたはずなのに、またこのざまだ・・

だが、ほんの少し、収穫もあった。
やはり、青春時代と呼ばれる時期の最中に精神症状でそれd9ころではなくなった人、次のステージに行くのが遅れたり、行けない人。そういう青年期に苦しんでいる人の助力になりたいと改めて思った。
だが、それは以前も思っていたことで、改めて自分を動かすものにはならない。
そのことにも失望している。

SNSと自尊心-比較地獄-本当の仲間

2017-03-06 23:06:21 | 思考
どっかでSNSは自尊心の低下を招くという記事を読んだ。
真偽は定かではないが、絶え間ない他人との比較地獄に陥るのは確かだろう。そして、病人、障害者がやって精神にわけが無い。
本当に仲の良い、幸せを心から望める人の投稿ならいつ見てもいいだろうが、そんな人はいない。
少なくとも自分の周りではやってない。

しかし、どこまでをSNSとするのか。
mixiやFacebookはそうだろうが、インスタグラムは含めるのか。または、他にそういうサービスがあるのか。

Facebookは劣等感に耐えきれずやめたので、一体周りがどれくらいやっているのかが分からない。
mixiはリアルの友人がログインしていないし、アカウントも何回も変えたので、今は5人くらいしか友人がいない。
どちらにしろ、サービス自体が下火で、メンタル系のコミュの書き込みの頻度も減っているし、人数が減った反動か、昔は禁じられていたリアルでの出会いとかを勧めている感がある。出会いを含めたLINEの交換を容認しているし、グルチャの募集もOKで、オフ会的なものも増えた。
ただ、オフ会的なものはメンタル系ではなく、おそらくパリピ系なのだと推察されるので縁が無いが。

いずれにしろ、現実で接する人を自分で限定しているし、ネットでの下方比較も上方比較も意味が無いようになった。
つまり、少し下衆な言い方だが、下を見て自尊心を保つことも、上を見て向上心を持つことも無いのだ。
これは冒頭の表現と反するようだが、正の側面と負の側面もあるだろう。

・・・昔は2ちゃんねるのメンタル系の板も巡回しているし、そこから出会ったこともあるが、今はそういう時代では多分ない。
だから、同じ病人・障害者と比較するのは、デイケアだけになった。
ただ、結局、
年齢も病状も立場も違うんだよな。
で、片付けられてしまう。友人は全員働いているし、病気持ちもいないから、もう比較しても仕方ないと割り切っている。

比較には、正常な劣等感には自己向上心を高める働きがあるが、こんな状態で誰と比較しようというのだろう。
何回も書いているが、この年齢で10回のmECTを経験した人は稀だろうという、変な特別感もある。

本当に惜しいのは、残念で喪失感がまだ消えないのが、同じ中高で2浪、資格留年で1留して、メンタルクリニックとカウンセリングも受けていた親友を自殺で亡くしてしまったことだ。
彼とだけ、比較とは抜きにお互いに頑張ろうと思える仲だったのに。そして、そういう存在は自分が薬を飲み続ける限り、症状を抱える限り、一生現われない。

意思決定のタイミング-デフォルト

2017-03-05 01:01:12 | 思考
うつの時には大きな決断はしない方がいいというのは一般論としてある。
無論、躁の時もだろう。
だが、人間、完全にフラットな気分で冷静に意思決定ができる。そんな時の方が少ない。

去年、mECTを受け終わっても気分や感情の辛さが残っている旨を看護師さんに話したら、
もうずっとそのままなのかもしれないですね。
と、冷淡なことを言われた。だが、おそらくその看護師さんも施術を受け終わった人を何人も見てきたから言えたのかもしれない。

そうなると、今、いや、これからも基本的に低い気分で-意欲も希望もないままに、何にも価値を見出せないままに決断を下さねばならないのかもしれない。多少の気分の上下はあっても、それがデフォルトだということだからだ。

しかし、何にも展望が持てないままに、この状態で決断を下すというのが難しい。
せめて、不安障害の方が和らがないと、不安で重要事項は先延ばしにしてしまうだろう。

レキソタンとデパスは出ているが、近頃短時間しか効果を感じないので、効果がある時に下す決断もデフォルトの状態で下したものではないことになる。

いつ・何を・どのように決めたらいいかも霧の中だ。カウンセラーもそんなに当てにならない。
いったいどうしたらいいのか。