弛まぬ空

酷く個人的かつ内面的な日記

全身麻酔についての素朴な疑問

2017-03-20 23:35:05 | 思考
今も寝る前になると、全身麻酔の注射(?)をした左手の甲が沁みてくるくる感じを思い出して、心臓が締め付けられるような恐怖にかられることがある。
だが、そもそも、何故、手術室の全身麻酔の寸前まで起きていなければならなかったのだろうか。

斜視の手術で全身麻酔をしたときは、麻酔前投薬があったのだと思う。
だから、手術室の記憶はなく、手術室から出てくるときに看護婦さんに支えられていたことしか頭にない。
つまり、術前に寝ていたということだ。

実際、精神科の薬物で、コントミンという薬は麻酔前投薬に使われるらしい。
定型抗精神病薬だが、鎮静・催眠作用がものすごく強いのだ。(不眠時の眠前に飲んだこともある)

それにひきかえ、mECTでは術前一時間前くらいに手の甲から点滴はしていたが、その点滴の成分は知らない。
多分、恐怖を和らげる効果はあったと思う。でなきゃ、怖くて手術など受けられなかっただろう。

・・・繰り返すが、では何故、手術室の前に意識を失ってはいけなかったのだろう。
手術室で名前などを訊かれた気もするので、本人確認を徹底するためか。コントミン等は作用時間が長すぎるので用いなかったのか。
額にジェルを塗っていくところまでをも覚えている。

・・・と考えていくうちに、おそらく、脳に電流を流す時に脳の血中に薬剤が残っていると施術自体に影響するから、全身麻酔で気を失わせることになったのだろうという結論に辿り着く。
実際、入院中もリーマスを飲んでいたが、施術1週間前には服用を中止した。
だが、この結論も推測でしかない。
医師や看護師に訊いてみればよかったが、答えてくれたかもわからない。

他の全身麻酔の手術は術前投与の薬で眠らせてくれるのだろうか・・・
この前、TVで術中に全身麻酔が切れるととんでもない恐怖体験をする、なんてのを観たが・・・。