本日、快晴。

映画中心雑記。後ろ向きなポジティブが売りです。

館長 庵野秀明 特撮博物館【雑談】

2012年09月18日 | 【雑談】
三連休に行って来ました。


「エヴァンゲリオン」で有名な庵野監督の、趣味全開の企画展
あたしも相方も特撮に詳しいという訳ではありませんが、
庵野監督と聞けば飛びつくような人達なので、これは楽しみにしてました。

さすがにもう空いてるかなと思ったのですが、
夕方めがけて行ったら、入場までに20分待ち。
それだけなら良かったんだけど、展示物が非常に充実しており、
2時間あっても見切れませんでした。参った。大後悔。


館内前半は、過去の特撮物の説明や展示全般。
後半は、庵野氏企画・樋口真嗣監督の『巨神兵 東京に現る』の上映と、
その製作ドキュメンタリーや美術品の展示。

展示物の説明書きは(恐らく)全て庵野監督の言葉で綴られており、
且つ奥様の安野モヨコ氏が描いたカントク君のイラスト付き。
細かいところも楽しめました。


前半のほとんどは、名前しか聞いたことのないヒーローばかりだったけれど、
中年のおじさん達が目をキラキラさせてたのが印象的です。
(逆にお子様は途中飽きているように見えました。そりゃそうか。)

個人的に印象に残ったのは、
特撮美術監督(ゴメンナサイお名前が…)の随筆と、
ウルトラマン等のキャラデザを手掛けた成田享さんの原画。
「美の象徴」というメモが書かれた最初のウルトラマンの絵は確かに美しかった。
その他も、特撮映画の美術品とか、ヒーローの撮影衣装に加えて
設定資料や、各キャラクターデザイン画も見ていて凄く面白かったです。


そして後半。
時間配分を間違えたことに気づく。。。

『巨神兵~』を2回見たらギリギリになっちゃって、製作VTRはほとんど見れず…。
しかもその後の『巨神兵』関連の展示や説明も、ものすごく興味深くて、
もっともっともーっと、しっかり見たかったのに、
18時閉館のアナウンスに背中を押されて駆け足になってしまい、
すごーーーーーく消化不良でした…。
(20時まで空いててくれたらいいのに…涙。自分が遅く行ったことを棚に上げるの巻。)


なので、リベンジしようか、本気で相方と相談中。


ちなみに、今回の目的である短編映画『巨神兵 東京に現る』は大満足。
特撮独特のチープ感も残しつつ、よく出来た脚本と映像のセンスで、
とても迫力ある作品に仕上がってました。
犬とかのツッコミどころもありつつね(笑)。
アニメの巨神兵も怖かったけれど、実写も相当怖かった。
9分間に全力を注いだ映画、という印象です。


写真は、展示会最後ブースにて。ミニチュアの東京の街です。超絶ハイクオリティです。
建物の向こうに人が写ってますが、街中エリアでの撮影には長蛇の列が出来てました。
あたしも倒れかけた東京タワー前で撮りたかったなー。。。
この他、1F入口(巨神兵の写真と共に写るパネル前)で、相方と1枚ずつ撮影。
普段あんまり撮らないんだけど、2人とも完全にテンションあがってたんでしょうね(笑)。


この企画を初めて見た時には、短編映画にしか興味なかったんだけど、
見に行ったら、説明も展示物も細かく丁寧で、実に興味深く、
もっと時間かけて見たかったです。
これ書いてたら気持ちは募る一方なので、やっぱり行っちゃうかもしれないなー。

…しかし遠い、現代美術館。

ちなみに音声ガイド(1人500円)は必須だと思いです。
これから行く人は、是非ぜひ。