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通勤電車で「人生晴れたり曇ったり」

“通勤電車”は、人生という線路を迷走中。
自分の選んだ道だから“晴れても曇っても”自分の足跡をブログに残していきたい。

気持ちはうれしいけど、あんまり欲しくないモノ

2009年11月24日 | 気になるニュース
こんばんは

寒いはずだ、22日が小雪だった。
年末も近づき困っていることがある。手術時に頂いた”お見舞い”のお返しのことである。どのような品物をお返ししたほうが良いのか、迷ってます。


Webを見ていたら、こんな事を見つけた。

「プレゼントの経済学」という本がある。
これは、アメリカの経済学者ジョエル・ウォルドフォーゲル氏が書いた本で、多くの人がいかに「欲しくもないもの」「もらってもうれしくないもの」をプレゼントされており、その結果としてどれほど大きな経済的破壊が行なわれているか、について述べられた本だ。

皆さんにも「気持ちはうれしいけど、あんまり欲しくないモノ」をプレゼントされた経験がおありだろう。

幼い子どもというのは親やおばあちゃんに対して、けっこう多くのプレゼントをくれたりするものだが、しかし、そのほとんどはガラクタだ。
プレゼントしようという、その気持ちはうれしいが、実用性はゼロ。

筆者が娘からもらったプレゼントで最も実用的だったモノは、工作の時間に作った「青竹踏み」だったが、それでも3回くらいしか使わなかった。

娘から母親へ、こんなプレゼントもあった。小学校からの帰宅途中の娘がスーパーで「ママが大好きなモノ」を発見した。値段は100円。これなら自分のお小遣いで買える。

興奮した娘は、その「ママが喜ぶに違いないモノ」を買い求め、自宅に飛んで帰り、息せき切ってママにプレゼントを渡した。

それは「ヴィトン風のデザインの小銭入れ」だった。幼い娘には、それはママが大好きなルイ・ヴィトンの財布に見えたのだが、実際には100円という値段相応の、コピー品ですらない代物だった。

この小銭入れは、家族の幸福な思い出としていまだに捨てずに保管している。しかし、実用性はゼロだ。

100円で買ったものが「実質的な価値」はゼロだったので、そこで100円の「価値の破壊」が行なわれたことになる。

ウォルドフォーゲル氏は経済学者らしく、このような「プレゼントが引き起こす価値の破壊」の実態を、各種の統計と調査結果から明らかにしていく。その数字は驚異的だ。

なにしろ、世界全体でX'masに人々が使うお金は約20兆円。そのうち、約2兆5000億円分の価値が破壊されているという。

アメリカ人だけでもX'masプレゼントに660億ドル使い、120億ドル分の価値が破壊されているという。日本円でおよそ1兆円分の損失だ。
しかも、多くのアメリカ人は、プレゼント購入代金をクレジットカードで払っている。まさに「借金してでも無駄なプレゼント!!」状態なのである。

確かにいらん物を貰って困ることは、度々ある。
しかし、経済学者かなんか知らんばってん。思いやりの心がなかとだろうか。
世の中金だけじゃなか。


あんまり怒ると、血圧が上がりそう。ここらで