狩江のお祭りと文化論

~愛媛県西予市明浜町狩江地区のお祭りや、四季折々の風景、暮らしを独自の観点からお伝えいたします~

浜の季節の風物詩(かくれた特産品)

2007-05-24 19:06:23 | 狩江の暮らし
明浜といえば、みかんやちりめんがメジャーですが、
もうひとつ春から初夏にかけてのこの時期に
浜を飾るものに、ひじきがあります。
ここは、田の浜地区の防波堤の風景。明浜のリアス式海岸は
ひじきがよくつきます。それを採って、2回ほどボイルし
このように天日に干し、完全に乾くまで陽と海風にさらすんです。
地元のおじいさん、おばあさんの内職みたいなもので、
『うまそうなやあ~』と言ったら、袋いっぱいにわけてくれました。
『なんぼでもあるけん』、ついでにボイルしたてのひじきをむしゃむしゃ。
けっこういけるんですよ!マヨネーズにあえてたべてもいけます。
ひじきは海の浄化にも大変いいそうです。

浜の季節の風物詩

2007-05-15 21:46:39 | 狩江の暮らし
今の季節、海では春のちりめん漁が盛んです。
ちりめんは今や高級魚でありますが、よく採れると、そこは田舎のいいところで
近所におすそ分けとなります。

さて、いつも前の海で漁をしているのに、まるでどうやってちりめんを
曳いているのか知りませんでした。そこで、隣のベテラン漁師さんに
聞いてみました~。

現在一般的な漁法として、パッチ網という方法でやっています。

電探船とよばれる1艘がまず、魚の居場所を探り、その指示に従って
2艘の網船とこぎ船が網を引っ張りながら、海上を約1時間から1時間半かけて
網を曳いてゆきます。端から端まで約100m前後の網の最後尾の部分には
うきが付いていて、それを引き上げることによって、集めた魚を捕獲できる
というもの。
季節や時間によって魚の居場所、例えば春先や秋口、あるいは
朝夕は海面の上の方、また、夏場などはずっと底の方というように変わります。
それによって網の位置も変わり、深いところで50~70mだそうです。
やはり潮目という暖流と寒流が混ざり合う所ではプランクトンが多く発生し
良場ということ。

写真は、高山宮之浦地区で撮影したもの。
右手の2艘が網を曳き、左の1艘が様子を見ています。
忙しくなるともう1隻、運搬用で出動します。

お分かりになりましたか?私も勉強になりました。
浜に白いちりめんがいっぱい干されて賑やかになるといですね。

まいど、いらっしゃいませ!

2007-05-14 22:58:40 | 狩江の暮らし
ということで、今回の場所は、高山大早津(おおそうづ)の塩風呂”はま湯”。
最近来客数が50万人を突破したということです。
(なんと私は49万9999人目でした・・・・・)
50万人目は町外からのお客さんで、2人連れの女性の方でした。
祝いの拍手と記念品贈呈と記念写真、それにインタビュー。
また何回でも来て下さいね。

当湯は写真のように、南側は宇和海が広がり絶景です。
2階に露天風呂があって、ここでひと風呂浴びて、両手を腰に景色を望めば
一日の疲れもふ~つと空のかなたへと・・。

塩の成分が皮膚にいいということで、お正月に知り合いの人が
3日間通って、足のアカギレ傷がすっかり治ったそうです。
(実際傷が治ったのを見て、私もびっくりしました)

みなさん、ぜひご利用になって下さい、低料金であるのも魅力です。

お知らせ:お祭り写真CDの頒布について

2007-05-08 23:55:06 | お祭り
大変お待たせいたしました!
狩江ノスタルジー ”狩浜の秋祭り&渡江盆踊り”
  種まきごんべえの会 お祭り帰らんかなプロジェクト制作CDの頒布を
開始いたします。

内容は①狩江風景 ②狩浜秋祭り ③渡江盆踊り ④年代もの写真 の
4構成です。約200枚程度。
値段は、1枚500円で、郵送の場合、これに郵送料、振込み料が必要です。
また基本的に郵送で、代金は郵便振込み、あるいは代金引換です。
お申し込みは、このブログ専用のメールアドレス
akehamanet@mail.goo.ne.jp まで。
できるだけご希望にそえるようなかたちでお送りいたします。

また、写真等は多くが個人的奉仕に基づいて集められたものであり
他への転用は固く禁止しておりますので、どうぞご了承下さい。


お知らせ:種まきごんべえの会について

2007-05-08 21:58:41 | お祭り
いつも当ブログを見ていただいてありがとうございます。
さて、狩江のお祭りを中心にいろいろなふるさとの話題を発信している
このブログですが、現在地区の有志で、運営管理しております。

その私たちは、種まきごんべえの会というグループでもって活動しています。
今まで、落語会開催、文化祭での出品出展、さよなら狩江劇場への協力など
地域を元気にしようと微力ながら活動、協力してまいりました。
そして、今回お祭り帰らんかなプロジェクトとして、絵葉書作成とブログ開設
CD制作へと至っております。

その母体として、種まきごんべえの会の規約を4月1日より正式に
発足いたしました。1995年からスタートした会なのですが、これからの
活動を考えての新たな出発になりましたので、よろしくお願いいたします。

また、この会は、規約にもあるとおり、たいへんフレキシブルな会です。
遊び心と、前向きな発想と、ふるさとを想う気持ちさえあれば、
誰でも参加でき、それが趣味と合体すれば、なお良し。
好きなときに活動し、忙しければいつでも離れてもOK。
狩江にいなくとも、ネット会員大募集、ご意見番で結構です、
そんな趣旨で、これからも、当会及びブログにお気軽にご参加して下さい。

楠の大木

2007-05-05 18:21:24 | 四季の風景
渡江の農道を山から下りてくると、右手に加茂神社があります。
京都の上賀茂神社がゆかりだそうで、鎌倉時代からの歴史があります。
手前のりっぱな大きな大木は、大正期に植えられた楠で、
みごとに枝や葉が覆い茂っていますよ。

これから少し下っていくと龍泉寺があって、
藤がきれいに咲いてました。      <渡江散策紀行>

おじゃまします

2007-05-04 22:35:04 | 狩江の暮らし
みなさん、真剣な顔つきで仕事をされています。
だから、そっと横から撮影させてもらいました。
真珠の珠入れ作業中です。ピンセットや注射針みたいに細い金具で
真珠の核を貝の中に入れているんです。
いかだから揚げられた貝は、手前の箱に並べられ、核をすばやく
しかも正確に所定の位置に収められなければいい真珠玉になりません。
核を収めると、机の前の水路の中にポチャッ。
一定の室内温度の中での作業で、一日ずっとやっていると
かなり肩が凝るとのこと。4月から夏場にかけての重要な工程です。