狩江のお祭りと文化論

~愛媛県西予市明浜町狩江地区のお祭りや、四季折々の風景、暮らしを独自の観点からお伝えいたします~

長浦海岸、花見特設会場!

2011-04-17 08:17:13 | 四季の風景

 

先日、狩江小PTAの役員OB会である「長浦桜の会」では、念願の桜の木の下で

花見をいたしました。約20数年前、この地を国から管理する許可を得て、

桜の植樹、椿、などなどをこの潮風に当たる過酷な土地で懸命に育て、清掃し

植樹→枯れる、台風→花咲かず、虫→木が弱る、いろいろな困難を乗り越え

現在桜も大きくなり、今年はまた一段ときれいに花を咲かせました。

会員には大工さんも数人おられて、花見の舞台がみごとに完成!

後に桜、上はさわやかな青空、目の前にはおだやかな宇和海を望み、最高のロケーション

でした。いつかはここで花見を!という会員達の念願でしたが、ようやくそれが達成できて

みなさん、ちょっと酔いがまわりましたでしょうか?

 


棟上げ、もちまきの日

2011-04-06 18:26:36 | 狩江の暮らし

昨日いい天気の中、近所のHさんちの新築棟上げ式がありまして、朝から手伝いの人たちや

近所のお手伝いさんたちで大変賑やかでした。

そして夕方、みなさんに餅が振舞われました。

一番もちが拾える姿勢は、しゃがんで、落ちたもちを拾うのがベター。

でもついつい、上向いて立ってしまうんですよね。

上からどんどんまかれる餅をワァワァ言いながら、「こっちよ~!こっちこっち!」

頭に落ちてこようが、めがねに当たろうが、横の人が先に取ってしまおうが

ただただ、無心にまかれる餅を拾う・・・。

気がつけば持てないほどのいっぱいの餅や菓子・・・。

このようにお祝い事を、地区のひとたちといっしょに分かち合う心もまた、田舎の

いいところですね。


長浦海岸の桜

2011-04-03 17:38:25 | 四季の風景

今日は各地で桜の祭りがあったことと思います。

南予地方は今日、薄曇りの天気で、ちょっと花見には寒かったでしょうか?

 

 

この長浦の桜は、狩江小学校PTAの歴代会長、役員さんが中心となって

現役PTA役員さんを含めた「長浦桜の会」の人たちが植樹、管理しているものです。

お伊勢山の桜も約5,6割程度咲いております。

潮風にあたってかなり過酷な立地条件ではありますが、みなさんの手によって

今年も咲き誇って、通る人たちの心を和ませてくれています。

 


新年度、狩浜はお伊勢踊りから

2011-04-01 21:37:22 | お祭り

4月1日、公的機関は新年度、企業では入社式。あらゆる意味で今日はスタートの日です。狩浜では、お伊勢踊りから始まります。地区の安泰を願って、春日神社でその行事が行われました。

 

前日から新区長さんが境内、社殿を清掃。ここから区長さんの仕事が始まります。

10時より神事が開始され、お伊勢踊りの歌を本浦、枝浦が交互に歌い交わされます。その歌詞をちょっとご紹介します。

 「伊勢の洋田の神いくさ (くりかえし) もくりこくりを平らげて 神代(かみみよ)より国々に 千里が末も豊かにて 栄え栄えゆるめでたさや 天の岩戸の神神楽 (くりかえし) 月に六度のかぐらより ハァ~千供(せんく)より ハァ~萬供(まんく)より 代々かぐらより ソラ参るエ~ 参る下向(げこう)のめでたさや お伊勢踊りを おどりおどりて なぐさみ見れば 国も豊かに 代々(ちよ)も栄ゆる めでたさや」

これは一番歌詞。六番まであって、これを歌いきるのに約15分はかかります。またその歌詞のように、かなり古い時代のものをそのまま歌っていることもわかります。

途中でお酒、お菓子などが振舞われて、最後はお神楽で締めとなります。

 

今回わたしは初めて参加したのですが、とても興味深く、日本と言う国の奥深さ、文化の真髄、神社と言いう場所の存在的価値について思いを深くしました。

 また以下で動画でも見られます。

http://www.youtube.com/watch?v=pX7itM7pAac&feature=player_profilepage