皆さんは、狩江劇場をご存知ですか?
かつて、お宮の下にありました。
平成16年に、その建物が解体され、現在は新しく衣料品店が建っています。
劇場時代は知らないのですが、古い建物の中で衣料品店が営まれていたのを、知っております。
この年の3月12日、往時をしのんでたくさんの人が詰め掛け、復活した狩江劇場は満員の映画館となったのです。
出店が出て、懐かしい映画の看板などが展示され・・・。
私も映画と、建物の雰囲気を堪能させていただきました。
この写真の木戸銭、探していてなかなか見つからなかったのですが、さっきやっと発見したので、アップしました。
以下に、この木戸銭の裏に書かれている文章を、載せたいと思います。
アベッカム
昭和35年、地域文化の殿堂として開館した狩江劇場。
それは障子の学校といわれた狩江小学校の解体された古材を再利用して作られたという。
映画館として、芝居小屋として、また時には青年団の 演劇発表の場として活用され、親しまれてきた劇場。
その劇場ともいよいよ、さよならである。
はなむけに、往時をしのばす映画を上映しようと有志が集まった。
今宵はよき時代を共に生きた思い出をつまみにうまい酒を飲むことにしよう。昭和という人生を全うしたこの屋根の下で。
そして新しい時代の幕開けとともに。