狩江のお祭りと文化論

~愛媛県西予市明浜町狩江地区のお祭りや、四季折々の風景、暮らしを独自の観点からお伝えいたします~

段々畑 雪景色

2010-01-13 13:22:06 | 四季の風景
今日も再び寒波に見舞われた日本列島、ここ南予も午前中から
マーク!
ほんの数十分でご覧の通り、みかん山も雪化粧しました。
なぜか最近、雪の写真が多いような気も・・・・
そう、年に1~2度積もればいい方なのです、例年は。
今も粉雪が舞っております・・・・最高気温4℃なんて、南国育ちのわたくしに
とりましては拷問であります・・・・・

1月の行事

2010-01-08 21:40:44 | 狩江の暮らし
元旦より続いている寒波も、ようやく峠を越したように思われる今日でしたが
まだまだ寒さに弱い私たちにとってはつらい日々が続きそうです。

さて、平成22年もぼちぼちと始動し、狩江地区においても例年の行事が
開催されます。
まず、1月10日新春町内駅伝大会。毎年レベルが上がっているこの大会、
ずっと出場している狩江小PTAに加え、高山小PTAも参加か?という
話しも聞きました。
次に、1月23日の地区教育研究大会、公民館振興研究大会が併せて開催
されます。大会主題「狩江らしさをつなげる地域づくり」。分散会では
”狩江遺産”について学びます。

以上が1月の地区の行事です。
その狩江遺産ではないですが、いったい昔(戦前)はこの正月から2,3月の
寒い時期をどうやって過ごしていたのでしょう?
ちょっと年配者にお聞きしてみました。

この地区は半農半漁の典型的日本沿岸部の町でした。
農家は秋から初冬にかけ、芋を収穫し、そのあとは麦まきの作業。
正月以後はマキ採りや道具としてのホゴロ、ス(いりこを干す道具)を作ったり
わら仕事が主だったようです。

海の仕事は、荒れの日が多いのでこの時期は船を陸にあげ、ほとんど漁はせず。
比較的1年のなかでもゆっくりとした時期だったようです。
旧正月ころに、網算用(あみざんよう)という、漁獲の〆(つまり決算)をし、
半年のお給料を親方より貰っていました。
それが終わると、乗り初め(のりぞめ、その年の初めの船にのること)をし、
大染め(おおぞめ、カッチという石から茶色に網を染める作業)をしました。
むかしは綿から網を作っていたそうです。また、道路で直径約15cmほどの
網船の綱をつくっていて、これは大ない(綱をなうこと)と言っていました。

このように寒い時期をわたしたちの先代は過ごしていたのです。
質素ながらも、ちょっとこんな生活リズムにあこがれてしまいます。

晴れて、成人式

2010-01-04 15:16:35 | 狩江の暮らし
西予市では1月3日、市内合同の成人式がありました。
それまでは明浜町単独での開催でしたが、現在宇和町にて5町合同開催。

彼ら彼女達が生まれたのは平成が始まった年。
日本の国がまだバブルの最終局面あたりで、それなりに地方も、私たちの
ふるさともその景気に乗って、経済も比較的順調でした。
真珠やちりめん関係は生産も多く、みかんもお歳暮時期にはかなり出荷されて
ました。
やがてバブル崩壊、真珠の母貝の大量死、ちりめん漁獲の激減などを経て
日本はマイナス、低成長期に入り、じわじわとそれは地方に影響を与え始めました。
そんなちょっと重苦しい時代を新成人たちは過ごし、やがて社会に出ようと
しています。彼らにとっては致し方のない世の変動なのですが、それらを
生みだしてきたのはまぎれもなく、私を含めた親以上の世代なのです。

これから羽ばたいてゆく若者たちにエールを送るのはもちろんのこと
夢を実現し、生きてゆくことが楽しく有意義で、やっぱり日本に生まれて
よかったと、彼らに思ってゆける社会の基盤を、われわれ世代は責任を持って
創ってゆかなければならないと思います。

みなさま、明けましておめでとうございます

2010-01-02 21:53:12 | 四季の風景
暮れの大荒れに帰省の方、あるいはミカンを収穫されている方には
大変な天候ではなかったかと思います。
個人的にわたしも、31日に松山から帰るとき、なんと6時間もかかって
しまいました!狩江も残っているミカンを摘み終わるために、農家の方も
年末ぎりぎりまでやっておられました。

まあそんなばたばたした2009年も終わり、2010年の明けです。
1日は寒波がまだ居座って時雨れていましたが、2日はたいへん良い天気と
なりました。

聞けば、元旦春日神社の初詣は、かなり少なかったようです。
ほんとに寒かったですから。0時30分ころは、ちらほら5組程度でした。
わたしも神社参拝後、お寺に行ってお説法聴こうと思っていましたが、断念。
例年の初日の出撮影も見送りました、代わりにろう梅の花を写してきました。
新春らしい凛とした大好きな花です。
今年もこの花のようにゆきたいものだと思います。

当ブログも引き続きいろいろなことに挑戦しながら進化してゆきたいと
思っておりますので、どうか今後もよろしくお願い申し上げます。