狩江のお祭りと文化論

~愛媛県西予市明浜町狩江地区のお祭りや、四季折々の風景、暮らしを独自の観点からお伝えいたします~

文化庁の「重要文化的景観」指定にむけての第一歩

2014-11-30 15:53:04 | 四季の風景

先日、文化庁の記念物課調査官の市原氏が来町され、狩浜段々畑や家並み、宇和海などを視察。

再度この景観に対して、重要文化的景観にふさわしい価値があるものと確信されたようである。

私たちが当然のように毎日見ているこの風景が、内外の高い評価を受けての文化財として今、新たな第一歩を

踏み出そうとしています。

今一度、この「重要文化的景観」について、資料より抜粋しました。

 

”地域における人々の生活又は生業及び当該地域の風土により形成された景観地で我が国民の生活又は生業の理解のため

欠くことのできないもの(文化財保護法第二条第一項第五号より)”

 

「文化的景観は、日々の生活に根ざした身近な景観であるため、日頃その価値にはなかなか気づきにくいものです。

文化的景観を保護する制度を活用することによって、その文化的な価値を正しく評価し、地域でまもり、次世代へと

継承していくことができるのです。・・・・・・重要文化的景観に選定されたものについては、現状を変更し

又はその存在に影響を及ぼす行為をしようとする場合等、文化財保護法により、文化庁長官に届け出ることとされています。

ただし、通常の生活活動に係る行為や非常災害に係る応急処置等においては、この限りではありません。・・・・・」

 

ということですが、私なりにまとめてみました。

●私たちの先代たちが築いてきたこの段々畑や家並み景観、海を守るための不文律や、頑なに守ってきた祭りや行事など、

それらの地域文化が、いま再評価されようとしていること

●評価されることと同時に、我々はその価値を地域全体で学び、意識を高めてゆかなければならないこと

●持続可能な地域社会のため、これからも地域の一員として努力すること(これは個人的啓発です・・)

いつの日か全国で、「段々畑といえば、狩浜」というフレーズが聞かれるようになるかもしれません。


逃げろや逃げろ~!

2014-11-16 19:28:09 | お祭り

怖い怖い!早く逃げないとやられてしまうよ~!

ということで、「逃げろ~!特集」

枝浦お旅所付近は狭く、格好の牛鬼が暴れやすい場所。グズグズしてると怪我しますよ~・。

ふ~っ、やっと暴れ一段落。西日を浴びて国道移動・・・・

 


こどもさんにも大人気

2014-11-14 11:11:17 | お祭り

牛鬼が座っているときはちょっと興味しんしん。

中はどうなってんだろう?とか、こわいおじさんがいるのかな?などと

そろ~っと窺ったものでした。

たばこのにおい、お酒臭い生竹のにおい、鼻に絡まるシュロの毛、足に傷の近所のお兄さん・・・・

そんな感じの籠の中の風景・・・今も昔も変わってません・・・・。

      

でも、油断禁物!

「そりゃっ!」とともに、突然わあ~っと立ち上がりますぞ!  ひや~っ、スリル満点!

    


や~えいとこ、よ~んさの、ほんほんえ~・・・・

2014-11-13 17:56:14 | お祭り

あさ、初っ端の「や~えいとこ」です。

宮烏(みやがらす、神社に仕える人をいう)である宮本家で、まず始まります。

何を意味するのか?どこから発生したのか?喧々諤々の興味尽きない話題の一つですが

ある人が言っています「これを東京のど真ん中でやってみたらどう?」

「そうすれば、狩江に関係ある人がもしかして集まってくるかも・・・・。」

あるいは

「商標登録して、携帯のメロディーにしましょうよ!」

東京に限らず、だれか町のど真ん中でやってみる勇気のある方、おられませんか?

動画はこちらで。http://youtu.be/31rohvC0XCI

 


春日神社でのなごり(牛鬼)

2014-11-12 21:04:59 | お祭り

このなごりの伝統は、いつからどのようにして発生したのでしょう?

朝の神社では旧鳥居前を、何回も往復し、最後に一気に駆け抜ける・・・・。

この一気に駆け抜けるとき、じわ~っときますね、胸が。なんともいえないいい感じの

郷愁のような、お祭りの日だけしか味わえない、この風習。だれが考え出したのでしょう?

本当にいいシーンです。これは狩浜人しか分からない心境かもしれません。

動画でどうぞ・・・→ http://youtu.be/d8-wHXZuQsQ


牛鬼、障害物越え、初お披露目

2014-11-09 09:12:48 | お祭り

毎年お祭りを見ていますと、牛鬼の暴れる行動パターンは大体わかります。

牛鬼のメンバーに聞くと、「ほとんど、その場々の発案よ~!」ということなのですが

今回注目が、枝浦お旅所隅の一角でした。ここは以前、いりこ製造場があったところですが

今は取り壊されて、約70cmの高さの駐車場のスペースになっています。

ちょうどお祭り観覧にはいい場所と高さがあり、またこの高さがあるから、牛鬼も多分

上がってこないだろうと、みなさん安心して多くの人たちがそこで見ておりました。

あいTVさんとの打ち合わせでも、ここに撮影用クレーンの設置話がありましたが

首を伸ばした時の場合に備え、念のため断念しておりました。

なので、私もそこから写真を撮っていたのですが・・・・・・

いきなりコースを変えてやってきました・・・

目の前を通り過ぎて、段差を下りてゆくではありませんか・・・予想外でした。

「行けるか・・・?イケイケ!」と籠の中から聞こえてきました。

このように、難なく通ったのであります。ここも安心して見てられないかも・・・。


いろいろなちょっとシーン

2014-11-02 19:13:15 | お祭り

小生、今年のお祭りは朝から晩までいろいろな役目を仰せつかり、かなりハードでした。

その為、祭り写真をじっくり撮る余裕がなくて、少々偏りがちですがご容赦を。

背中の下がり藤、かっくいい!

昔からの伝統、牛鬼組の「牛鬼注意!」ポスター。↑

目の前をひゅーっ・・・・・!↑

あっ!かしらの手には包帯。やっぱり重症やったんですね・・・。片手でやってたとか・・・。

でも、よくがんばりました!