goo blog サービス終了のお知らせ 

狩江のお祭りと文化論

~愛媛県西予市明浜町狩江地区のお祭りや、四季折々の風景、暮らしを独自の観点からお伝えいたします~

牛鬼こぼれ話(面について)

2007-02-06 22:48:56 | お祭り
写真は公民館所蔵の牛鬼の面です。牙にご注目、上の方の牙は片方3本ずつ、左右で6本あるのがわかりますね。この牙は時代によって本数が変わるということです。この面は今は現役を退き、ここに飾られていますが、だいたい一つの面は10年から15年使われます。これより以前の面は牙が4本だったらしく、又、舌の裏に歯が4本揃っているのもあります。角は毎年新調され、少し曲線ぎみのもの、まっすぐのものなど、その年によって変わります。少しわかりづらいですが、目はまつ毛もあるんですよ!金の目のふちに埋め込まれているそうです。面の制作にあたって一番苦労するのが、顔面を取り巻くシュロの髭。これくらいの長さのシュロを集めるのが大変らしく、同じ長さに切って約100本の束を面の周りに埋め込んでゆくのだそうです。こうやっていかにもおどろおどろしい、邪を寄せ付けない見事な鬼の面へと出来上がってゆきます。


最新の画像もっと見る

2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

コメント日が  古い順  |   新しい順
まつ毛だって! (晶子)
2007-02-06 23:35:34
牛鬼に、まつ毛があったなんて、初めて聞きました。
笑える。牙も、昔と今じゃ違うんですね。これも、
初耳。

今日は笑えました。
ぱっちりお目目の牛鬼まつ毛!かわいー。
返信する
やっぱり? (センエツ)
2007-02-19 00:18:34
この牛鬼の面(かしら)は、かなり使ったように思います。お祭り前になると、かさやのおっちゃんが色塗りをよくしていたのを思い出します。目は本物じゃないせいかやはり、迫力にかけるな!!わかるかな?
返信する

コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。