狩江のお祭りと文化論

~愛媛県西予市明浜町狩江地区のお祭りや、四季折々の風景、暮らしを独自の観点からお伝えいたします~

狩浜地質創世期のロマン

2020-05-24 13:30:01 | 狩江のジオパークポイント

以前の記事で、狩浜の地質についてちょっとお話したことがありますが、狩浜の裏山(権現山を中心とする北側の山々を指す)は、遠くジュラ紀と一部白亜紀の時代に形成されたものだそうです。そのあたりは中生代って呼ばれて、

ざっくり言って約2億年から1億年前での話。恐竜が闊歩するそんな時代です。

ではその時代、どんな姿だったかというと、下(↓)の写真の赤矢印の部分です。

(*この写真は、城川地質館に展示されている模型です。写真の掲載許可を頂いております)

今の中国大陸~ベトナムあたりでしょうか。これは城川の黒瀬川構造体の位置ですが、わが狩浜もこのあたりに

あったようです。この時代にはイザナギプレートというプレートがこのあたりを移動していました。

イザナギプレートは沈み込みによって現在は姿もありませんが、はるか昔に太平洋を南から移動し、その堆積物が

海溝付近で破壊、変形を繰り返し大陸に付加されたものが、狩浜のチャートや石灰岩なのです。すなわち

狩浜の地質の原点です。

やがてそれらは大陸から切り離され、移動して日本の原型を形作ってゆきます。

 



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