空のように…

空:広い。大きい。変幻と不変・・・
勝手にそんなイメージ持ってます。
まあ、空も怒りはしないでしょう。

洞窟探検:青木ヶ原樹海の溶岩洞

2011-11-25 00:32:05 | 日々の物事
この週末・・・・・・といっても次の週末が目前ですが。
週末は、金曜夜からの3泊4日(車中泊込み)で青森に行ってきました。
楽しすぎて、終わった今が切ない。

それについてはおいおいとして、
まずは、その前の週末に行った、洞窟について。

洞窟探検。11月の2週目の土曜。

今回、実は2回目です。
1回目は、昨年の10月。岐阜県にある石灰洞に行ってきた。

今回行ったのは、富士山の青木ヶ原樹海(正式には、富士山原始林というらしい)の中にある、溶岩洞。
石灰洞の場合、石灰岩(主成分:炭酸カルシウム)でできた岩盤を地中にしみ込んだ雨水が溶かす事でできた洞窟ですが、溶岩洞は、火山の噴火で溶岩が流れ出て、冷えて固まるまでの間にできた空洞が洞窟になります。
青木ヶ原樹海自体、溶岩流の上に形成された森林ということもあり、大小さまざまな洞窟が点在していて、今回のツアーは、3時間半のツアー中で、ガイドさんに連れられて、青木ヶ原樹海の散策をしたあと、ヘルメットとヘッドライトで洞窟の1つに入って歩きました。

利用したのは、富士山近辺のアウトドアツアーを行っている、アウトバック(http://www.outback-e.com/)のツアー。
野外活動したいねえという感じの会社の集まり10名で行ってきました。



青木ヶ原樹海については、また別の機会で2時間のガイドツアーに参加しましたが、今回も新しい発見がいっぱい。



↑一度折れたものの、脇の枝が主幹となって上に伸びている木とか。



↑いつぞや噴火の溶岩流を免れたため,ちょっとした堺を過ぎると、紅葉した、普通の山の木が生えているところとか。

そういった散策をひとしきりしたあとは、いよいよ下に潜ります。



通行止めの看板の向こう側へ。もちろん、単純に無視したわけではないです。
ガイドさんが一緒でないと入っちゃだめですよ、という看板なので,
堂々進みます。



いったん、大きな穴の底へ入ったあとに見える、こちらが入り口。この時点で気温はだいぶ低い。
手作りはしごがかけられているので、それをつたって中に入る。
一般開放されている洞窟と異なり、中にはあかりがないため、ヘッドライトを点灯。
一歩一歩ずつ、足下を照らしながら進む。
岩肌にライトがあたると、水滴がきらきら光って綺麗。

奥に進むと、地面が凍ってくる。滑らないようにペンギン足でずりずり移動。
幅広いところなので、身をかがめれば容易に進める場所なのだが、
気づくと天井が低くなっているうえ、足下ばかりを見ているものだから、
時々ヘルメットが天井に当たる。生の頭だったら、痛いだろうな、、、。

さらに進んだ先は、、氷の地面!
ところどころ、天井からの滴り水で、凹凸ができているのだが、
凹んだ部分を覗くと、水面の下に、土が落ちている透明の氷底があり、
その下にも透明な氷と土が織り混ざった、透明な層が見える。
面白くて覗き込んでいたら、首筋にひゃっこい水が落ちてきた。そらそうだ。

さらに奥にも空洞は続いているのだが、ガイドさん曰く、
その先はゆるやかなスローブが、向こう側に滑るよう続いていて、
何の準備もなく行ったら簡単には戻って来れないとかなんとか。
だからここが、引き返し地点。

引き返す前には、ヘッドライトを消して,真っ暗闇体験。
岐阜の石灰洞でヘッドライト消した時と同様、まごうことなき暗闇。
目をこらしても、隣の人の姿が全く見えなくなる。
口を閉じると、水滴が落ちる音が少し反響して聞こえる。

ライトを再度つけて、帰路を行くと、
入り口では、白色の光がさしこんでいて、幻想的。
入ったときには気づかなかったなあ。まるで青い鳥。


そんなこんなの、富士山の地下でございました。
どうやら、リピーター限定の、より奥深くへ潜り込むツアーもあるようで。
同行者のみなさまの反応もだいぶよい感じでしたので、次回は、、、ふふ。