空のように…

空:広い。大きい。変幻と不変・・・
勝手にそんなイメージ持ってます。
まあ、空も怒りはしないでしょう。

奥多摩の山:鋸山~大岳山~御岳山

2011-11-05 21:12:07 | 日々の物事
10月の末。
奥多摩の山に行ってきました。

10月は仕事が忙しく、そのつけとして体調に不調が出ていた頃ですが、
山のおいしい空気をすえばよくなるんじゃないかと思い決行。
富士山の影響から脱出したかった気持ちもある。

今回行ったのは、奥多摩の方面で、鋸山(のこぎりやま)~大岳山~御岳山のルート。

以下、覚え書きです。

朝6:30発の新幹線で三島を出発し、奥多摩駅についたのは9:30頃。
奥多摩駅近くの登山口から、まずは愛宕山へ。
すぐ目の前に現れたのは、187(?)段の急な石段で、一気に心臓がばくばくする。
最初からこんなにばくばくで大丈夫か自分。

そこから、一度下って今度は鋸山へ向かいます。
登ったり登ったり下ったり登ったり、、と、登りが多い。
垂直に近い岩場を鎖と岩のくぼみを利用して登る、ちょっとしたロッククライミングの
ような場所もあって(迂回ルートもあり)、そこを登るときれいな展望。


一度大きく登ったあとは、鋸尾根とよばれる緩やかな上り下りを繰り返す。
のこぎりのぎざぎざした部分を渡っているような感じかな。ここらへんは景色もよく、よい気分だけど、登るときは登る。

こまめに休憩を入れながらゆっくりゆっくり登ったためか、
鋸山の頂上に着いたのは、13時頃。そんなに見晴らしがよいわけではないけど、ここでお昼ごはん。

鋸山からは分岐になっていて、大岳山~御岳山の方向に行くことも、御前山~奥多摩湖の方面に行く事もできる。
今回は、大岳山方面のルートに。
鋸山を登ったときに比べると、勾配は大分ゆるやかで、1時間+αほど気持ちよく進める。
そこからまた、ぐんっと登るところがあって、そこを超えると大岳山の頂上。この時点で3時ちょい前。
近くの山から遠くの山まで青空の下にきれいに広がって、はるか遠くに富士山も見える。



大岳山からは、岩場を下って御岳山へ。
最初はごつごつした岩道。その後は、土のある山道。
下ってばかりで、このあと御岳にいく際にどれくらい登るのか...と内心の不安はあったものの
そこまで急な登りはなく、疲れた足でも快適に進めた。
道中、消防署の救急ヘリと、山岳救助隊の人、警察の人とすれ違う。

途中、ちょこっとだけ寄り道して、綾広の滝を上から眺める。
白い服を着た、滝行をこれから行う感じの人たちがいて、祝詞というのかな、
神社でよく聞く言葉を唱えてた。3人ほどは神社の人、残りの3-4人は体験に来た人かな。

御岳山についたのは、5時ちょっと前。
そこからちょっと歩き、ケーブルカーに乗ってふもとまで下ったあと、バスで御岳駅まで。
御岳山についたときはまだ明るかったけれども、ケーブルカー駅に着く頃には薄暗く月も映え、
御岳駅に着く頃には完全に夜。
秋の夜はあっという間だ。

奥多摩の山歩き。展望の派手さはそこまでのインパクトはなかったのですが、道の変化がいろいろあって面白い。
鎖場のある場所があったり、岩場があったり、森があったり川があったり、、、、、、
奥多摩には、ほかにも三頭山や六ツ石山、川苔山などいろいろな山があるようで、
百名山の一つの雲取山は、東京都の最高峰だとか。

また、歩いている間にはいろんな人に会う。
救助隊の人や修行の人、、、というのは特殊例だけども、
トレランをしている人や縦走している人、ご老齢でも足取り確かに登っている人は他の山でも見かけることが多い。
今回は、約1ヶ月間かけて岐阜から東京へ山の縦走をしている人ともすれちがった。
リュックの中にはテントや食料、本格的な登山靴が入っているとか。心から尊敬。

ちなみに。山のおいしい空気を吸っても風邪は治らなかった。
気持ちはだいぶリフレッシュされたんだけどね。
不調は勢力を弱めながらも1週間停滞。この土日で完全に治さねば。


群馬に行ってきました

2011-11-05 21:01:30 | 日々の物事
10月の中旬のお休み。群馬に行ってきました。
目的は、SLと温泉と紅葉。
あとのことは、現地について考えよっかののんびり5人旅。

まずは、土曜の朝。
家を出たのは朝7時よりちょっと前。
駅から新幹線で、東京まで向かいます。

そこから、新幹線を乗り換え・・・ようと待つも、新幹線が来ない。
どうやら乗る予定の車両が、東京に向かうまでの道すがら、車両故障だか何だかの点検作業のため、まだ東京についていないとかなんだか。待っている間に、同じホームにはやぶさが来て、私含む2名ほど大はしゃぎ。だって、グッズとか噂は良く聞くけど、生で見るのは初めてだったんですよ。細長い車体にぴかぴかの緑。かっこいいなあ。



とかやってたら2時間が経ち、新幹線が到着。
群馬の高崎までは、すいっと1時間ほどで到着。
この日に乗る予定だったSLには間に合わなかったため、次の日に再度予約を取り直し、ローカル線で、水上まで。

水上。
群馬県にある、利根川源流の町。

ちょいと遅めのごはんは、駅前のお蕎麦やさんで、大きな舞茸天ぷらの入ったおそば。
駅から宿へは送迎バスに乗って行ったのですが、途中で一山越えました。
車窓で見渡す景色に思わずため息。

宿は、奈良俣ダムのすぐ近くにある場所。
川の近くにあり、夜はタヌキやキツネが来るとか。
宿の中から外を観察するための部屋があり、じっくり見てたらキツネが通りがかるのを見かけました。




↑ダムは、石をつみあげて作られたロックフィルダム。大きくて、かっこいい!
遊歩道があって、700段を登ると、ダムの上まで行けるらしいのですが、夕ご飯に間に合わなくなるので今回はパス。


2日めは、谷川岳へ行ってきました。
登山の用意も気構えもしていないので、ロープウェーで上まで。
「フニテル」という名前のロープウェーは、複式単線自動循環式......というのがどんなものか正確に理解してはいませんが、2本のワイヤーでつり下げられているため、安定感がばっちりで、あまり揺れを感じません。
ロープウェーの下には、所々色づいた紅葉の森に、細い小川と、穏やかな景色。
登山中の人もちらほら見受けられました。

ロープウェーで登った先、リフトでさらに上まで行けるようです。
リフトだと、ロープウェーよりも光景に近くて楽しいですね。ちなみに、帰りもリフトです。



↑頂上はこんな感じ。空が広い。そして、山。山。山!


帰りの電車。
水上から高崎までは、「SLみなかみ」D51 498に乗りました。

乗っていると、当然走っている姿は見えないのですが、想像してわくわくです。
1日に何本も走っているものではないらしく、窓の外、SLを見つけると手をふってくれる人も。
手を振っているのはSLに対してであり、乗客に対してではなかろう...と思いつつも嬉しくなって、見るたびに手を振り返してしまう大人5人。
そういう場所ではSLの汽笛も聞こえてきて、汽笛はSLからの挨拶かしらと思うのは、見当違いなのかしら。どうかしら。
途中、日本のおへそ、渋川駅では停車時間を長く設けていて、そこでは、石炭を追加している様子を見たり、記念撮影をしたりすることができます。





黒い蒸気機関車。
石炭を燃やす匂い。
耳に心地よい汽笛の音。
どきどき。どきどき。


普段はそんなに、ダムマニアでも山マニアでも鉄っちゃんでもないのですが、
ちらりと覗く、それぞれの世界への入り口に心が躍る。
好きだなあ、もっと奥深くに行ってみたいなあって思うのですよ。
日本全国、まだまだいろんなものがあるから、楽しみはつきないものだね。