INAちゃんのボヤキ★

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ジャパンカップダート回顧

2008-12-26 00:49:53 | 競馬回顧
2週遅れになってしまいましたが、開幕週の日曜日に行われたジャパンカップダートの回顧を。

<ラップタイム>
勝ち時計 1:49.2
ハロンタイム 12.4-11.2-13.1-11.7-11.8-12.4-12.0-12.1-12.5
上り 4F 49.0-3F 36.6

昨年まで府中の2100mで開催されていたが、今年から阪神1800mに舞台を移したジャパンカップダート。
海外から参戦のマストトラックが取り消して15頭での競馬。
ティンカップチャリスがハナを主張して前に行ったが、大方の予想通りサクセスブロッケンがハナへ。
カネヒキリは好位の真ん中で、1番人気のヴァーミリアンは後方からの競馬。
1000m通過が60秒2ということで、GⅠクラスにしては平均より少し遅いくらいのペースか。
軽快にサクセスブロッケンが逃げるが、終始ティンカップチャリス・フリオーソ・カジノドライヴが競りかける展開。
直線に入るとサクセスブロッケンの勢いが止まり、先行集団の直後の内で構えていたカネヒキリが残り200の手前で交わすと、メイショウトウコン・ヴァーミリアンの追い上げを振り切って優勝。
実に3年振りに復活の優勝を遂げた。
2着には後方から一気に追い上げたメイショウトウコンが入り、1番人気に支持されたヴァーミリアンは3着に敗れた。

勝ったカネヒキリ。
先行集団のすぐ後ろ、5番手の真ん中を進む。
勝負どころの4角で内にコースを替え、いつでも抜け出せる態勢を作る。
直線、ティンカップチャリスが失速して開いたところからサクセスブロッケンを捕らえると、後続の追撃を振り切った。
パドックの印象は、ヴァーミリアンとサクセスブロッケンが本当に目立っていたので、そんなに強い印象が無かった。
初見にしても、この馬をしっかり評価出来なかったのは、個人的にまだまだだなと思う。
屈腱炎で2年4ヶ月の長期にわたる休養。
そこから厩舎・牧場関係者の惜しまない努力で見事に復帰。
その挟んで臨んだ武蔵野ステークスでは直線全く追えずに敗れたが、今回見事な復活であった。
この後は29日に行われる東京大賞典に臨む。
元々実績を持っている馬、十分勝つ可能性もある。

2着はメイショウトウコン。
道中は最後方でじっくり構える形を採った。
4角でヴァーミリアンの直後につけると、直線では大外から一気に追い上げる。
もう少しでカネヒキリを捕らえるところまで行ったが、頭差届かなかった。
パドックでは前回のJBCクラシックより明らかに良化していた。
前回はヴァーミリアン・サクセスブロッケンに比べて完全に見劣っていたが、今回はその差が縮まっていた。
本当に良い競馬を出来ただけに惜しかった。
この馬は23日に行われた名古屋グランプリに出走したが、ワンダースピードの2着に敗れた。
この後はフェブラリーステークスに向かうのだろう。
今年の同レースは何も出来ずに敗れたが、来年は期待しても良いのかも。

3着は1番人気に支持されたヴァーミリアン。
スタートしてからダッシュがつかずに後方からの競馬を余儀なくされるどころか、外にヨレてきたフロストジャイアントと接触。
それでも4角で先行集団に並びかけると、直線大外から追い上げたが、最後追い比べで負けた感じ。
パドックではJBCと良い意味での平行線。勿論、このメンバーなら一番のデキであった。
それだけに今回、位置取りで迷ったこと、1角での接触は余りにも痛かった。
この後は東京大賞典へ。鞍上も先週岩田が騎乗停止になったのと、思った以上に早く戻ってきたことで、ユタカに戻る。
巻き返しに期待。

4着はサンライズバッカス。
スタートで少し後手を踏んだ。道中はメイショウトウコンの少し前、13番手辺りを進む。
こちらも後方から追い上げたが、前の3頭からは着差以上に差をつけられた。
パドックではさすがGⅠホースというべきか、馬は存在感を見せて良いデキであった。
これからもメンバー次第では十分勝ち負け出来る馬。

ブルーコンコルドはJBCスプリントよりは良くなっていたように思った。
が、5着が精一杯という感じか。
東京大賞典がおそらくこの馬の引退レース。まぁ厳しい、というのが率直な感想。

カジノドライヴは初めて見たが、あぁまだまだ完成してないな、という印象をパドックで受けた。
それでも積極的にレースをして、見せ場十分の6着であった。
来年はどちらを主体に戦うか分からないが、国内で腰を据えて戦えば、
ヴァーミリアン・カネヒキリ・サクセスブロッケンを一気に交わしてダート界を引っ張る存在になる可能性が高い。
そのくらいまだまだ伸びる可能性を秘めた馬。来年のこの馬の動向に注目。

フリオーソはJBCからさらに馬を緩めた感じ。
完全に狙いはここではなく、東京大賞典であるという印象を受けた。
あの酷いデキにしては残り200くらいまで粘っていたのには驚いたが。
ということで、東京大賞典は勝負駆けしてくるか。

サクセスブロッケンはJBCクラシックよりさらに馬が良化していた。
ヴァーミリアンとの差がかなり縮まって見えるほど良いデキであったのは間違いない。
レースではスタートして2完歩目でダッシュがつかずに、ハナを奪うのに距離を要した挙句、ティンカップチャリスに終始競られる展開。
あれなら失速も致し方ないか。
大井は阪神ほど圧が掛からないところなので、東京大賞典での巻き返しに期待。

その他、パドックではワンダースピードやボンネビルレコードなんかも良かった。

外国勢2騎。
フロストジャイアントは終始イレ込んで、パドックをまともに周回出来なかった。
日本の環境が合わない、で片付ける問題なのだろうか?
まぁまともに歩けていても勝てたかどうか疑問だが。

ティンカップチャリスは腰が甘過ぎ。まぁ勝負にならなかったな。

…ということで、よほど強い馬が来ない限り、外国馬を買う必要は無さそうだ。

カネヒキリが3年ぶりの復活を果たした今年のジャパンカップダート。
阪神競馬場に移って初めてということもあり、前年比158%と大幅にアップ。
さらにジャパンカップダートの売上レコードも更新した。
ダートの主要なレースが関東に集中していたこともあり、ジャパンカップダートの阪神開催は成功と言える。
来年以降も大いに盛り上がることを期待したい。

いよいよ2008年の開催も今週末で終わり。
私は最終日、中山競馬場で有馬記念を観戦してきます。
回顧はまた年末に書こうと思います。

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