ＪＯＭＯが一矢報いた、ＷＪＢＬファイナル第３戦

今日は競馬に行っていたので、帰ってからビデオで見ました。
富士通が連勝で初制覇に王手を掛けた、ＷＪＢＬファイナル第３戦。

スタメンは第２戦と同じ布陣。
１Ｑ。
ＪＯＭＯは徹底的にインサイドの山田選手にボールを集めた。
それが上手く機能して得点を重ねる。
１Ｑだけで山田選手は１２得点。
対する富士通は矢野優子選手がターンオーバーを連発して今選手に交代。
船引まゆみ選手の得点で上手く繋いで、１８－１７、富士通が１点リードで終了。

２Ｑ序盤、三谷選手が連続ファウルで３つ目のファウルを犯し、畑選手と交代。
そこでＪＯＭＯは休ませていた山田選手を戻して、再び攻勢に。
しかし富士通も食い下がり、３８－３３　富士通が５点リードで前半終了。

前半のスタッツを見ると、富士通の３ポイントシュート確率の低さが目立つ。
確かに昨日と違い、フリーを上手く作れずに、苦し紛れに打つシーンが多かったように思う。

３ＱはＪＯＭＯがさらにインサイドを主体に攻める。
山田選手がこのＱだけで１４得点を挙げ、ＪＯＭＯが逆に４点リードで終了。

４Ｑ、富士通は４ファウルの三谷選手を戻したが、開始３０秒で５つ目のファウルを犯してファウルアウト。
ここでＪＯＭＯが有利になるかな、と思っていたが、富士通は矢野良子選手の連続シュートで１点差に迫る。
しかしそこから山田選手を起点にＪＯＭＯが４点リード。
そして残り１分１７秒、矢野良子選手が５つ目のファウルを犯してファウルアウト。
これで万事休す。
ＪＯＭＯが７６－６８で制し、１勝２敗とした。

ＪＯＭＯの勝因。
今日は山田選手のプレータイムを長くして、徹底的に集めたことだろう。
過去２戦と違ったのは、ＪＯＭＯがオフェンスを徹底的にインサイドの山田選手に集めてきたこと。
山田選手を起点に上手く得点を重ねていた。
結果的には前半の３本だけなのだが、大神選手の３本の３ポイントシュートは、かなり富士通ディフェンスに混乱を生じさせていたと思う。

対する富士通。
敗因ははっきりしている。昨日１８本決まった３ポイントシュートが今日は５本。
改めて３ポイントシュートは水物や、と実感させられた試合であった。
相手がインサイドを中心に攻めていたところを、三谷選手一人で守る、というシーンが目立った。
前半でファウルが込んでしまったのもその辺にある。
今日は相手の気迫に押されて負けてしまった。
修正点は相手得点の半分、３８点取られた山田選手に対するディフェンスをどうするかというところだろう。

第４戦は１３日。
１日の休みで流れが変わるか？注目だ。