INAちゃんのボヤキ★

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JBLファイナル第3戦、リンク栃木がオーバータイムを制して初優勝。

2010-04-13 00:33:16 | バスケ関連
土曜日から始まった男子バスケットJBLファイナル。
今年は3連覇を目指すアイシンと創部3年目で初のプレーオフ、そしてファイナルに進出となったリンク栃木との対戦。
土曜・日曜とリンク栃木が制して初制覇に王手をかけた今日の試合。
2Qの終わりくらいから見た。

前半は1・2戦同様アイシンが優位に試合を運ぶ。
リンク栃木は1Qラスト4分以上得点無しというような状況。
それでも2Q、相手のミスからチャンスを掴み、徐々に点を詰めると、残り5分で2点差になる。
競った状態のまま、30-28 アイシンがリードで前半終了。

前半のスタッツを見るとフィールドゴール成功率は似たり寄ったり。(アイシン35%、リンク栃木34%)
リバウンドでアイシンが上回っている状況であった。

3Qは両チームともにシュートがなかなか決まらずロースコアのまま。
3Q終了で43-42とアイシンのリードは1点に縮まる。

そして勝負の4Q。
リンク栃木が竹田のフリースローで同点に追い付いたが、直後にアイシンは柏木の3Pでリード。
リンク栃木はエースの川村にボールを集めるが、マークが厳しく、シュートが決まらない。
その間にアイシンがリードを徐々に広げ始める。
残り5分を切ったところで点差は8点まで広がった。
相変わらずリンク栃木が仕掛けるツースリーのゾーンディフェンスに手こずりながらも、竹内公輔がオフェンスリバウンドを獲っていたので、リンク栃木にチャンスを与えない。

残り2分、リンク栃木は伊藤のジャンプシュートで6点差に迫ると、相手のターンオーバーから川村が柏木のファウルを誘って3ポイントプレー。
一気に点差は3点に縮まる。しかし残りは1分を切った。
川村が同点のスリーを狙ったが外れる。ここでリンク栃木はファウルゲーム。
柏木がフリースローを2本決めて点差は5点。残り時間は14秒と追い付くにはほぼ絶望的。
しかし残り8秒で川村がスリーポイントを決める。2点差に迫ってすぐに桜木にファウル。
ここで2本決まればアイシンの勝ちが決まるが、桜木は1本目のフリースローを落とす。
2本目を決めたが点差は3点に。
残り7秒、リンク栃木はタイムアウトを取って最後の攻撃を確認。
川村がスローインしてすぐにボールを受け取ると、相手ディフェンス3人に囲まれながらも同点のブザービーターを決めた。
58-58で試合はオーバータイムへ。

オーバータイム。
アイシンは最初の攻撃で竹内公輔が田臥にスティールされてターンオーバー。
続くプレーでもグロスがエンドラインを踏んでしまいまたもやターンオーバーを犯す。
得点を伸ばせないアイシンに対しリンク栃木は、伊藤のシュートでまず2点をもぎ取ると、川村のスリーポイントで点差を5点に広げる。
さらに川村のスティールから、田臥のアシストで川村自ら決めて7点に広がった。ここで態勢は決した。
最終スコアは71-63。リンク栃木が一気に3連勝で初優勝を決めた。

プレーオフMVPにはリンク栃木でチーム全体を牽引した田臥勇太が選ばれた。

創部3年目で初のプレーオフ進出となったリンク栃木がファイナルに進んだことも驚きだったが、
その勢いは一気に王者アイシンをも飲み込んでしまった。
リンク栃木が勝った要因として挙げられるのはやはりゾーンディフェンスが効き続けたことにあるだろう。
アイシンに攻略法を見出されないまま、3試合相手のミスを誘発し続けられたことが大きい。

オフェンスでは得点源である川村が厳しいマークを強いられたが、それでも3試合続けて20点以上をマーク。
でも、それ以上に攻守において田臥の存在感が光った。
厳しい流れの時にスッと1本シュートを決めて相手に傾きかけるながれを戻したり、良い場面でのスティールやアシストなども効いた。
MVPに選ばれたのも頷ける。

そして何よりリンク栃木のサポーターの大きな声援がチームに勇気を与えたのは間違いない。
今日なんかは月曜日にも関わらず、バス4台で会場に来たそうだ。
選手と同じくサポーターもこの優勝は嬉しいニュースだろう。

一方のアイシンは結局相手のゾーンディフェンスを3戦通じて攻略し切れなかった。
インサイドの2人(桜木・竹内公輔)の足が止まってしまい、ただ外でボールを回すだけになり、苦し紛れのシュートが目立った。
あれではゾーンディフェンスの思うツボだ。
もっとインサイドの2人がゾーンディフェンスを崩すような動きをしないといけなかった。
ディフェンス2人引き付けてギャップを作り外から打つ、
またはサイズのある2人なのでハイ&ローポストの合わせるプレーをしないと、ツースリーのゾーンディフェンスは崩せない。
今日1つあったくらいで、殆どそういうプレーが見られなかった。

その影響もあってターンオーバーが本当に多かった。
ファイナルで負けるシーンというのは見たことがあったが、こんな攻守に精彩を欠いたアイシンを見たのは初めてだ。

あと、相手チームよりレフェリーのジャッジメントと戦っていたような感じがする。
竹内公輔なんかは2戦目にファウルのコールに抗議してテクニカルファウルまで喰らい、3Qで退場となってしまった。
チーム全体もう少し我慢が欲しかったなぁ…。

リンク栃木の優勝で幕を閉じた今年のJBL。
レギュラーシーズンではリンク栃木以下6位のトヨタまで大きな差にならなかったということは、力が拮抗してきたのだろう。
来シーズンも楽しみだ。

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