INAちゃんのボヤキ★

ビッグマンのボヤキ&日記…って最近競馬予想blogになっとりますがw

菊花賞回顧

2006-10-23 22:31:37 | 競馬回顧
菊花賞の回顧を。

<ラップタイム>
勝ち時計 3:02.7 レコード
ハロンタイム 12.8-11.5-11.1-11.6-11.7-11.7-12.9-12.8-12.9-13.2-13.0-11.9-11.2-12.5-11.9
上り 4F 47.5-3F 35.6


やはりアドマイヤメインがハナに立つ。
1000m通過が58秒7、2000m通過が2分2秒2ということは63秒5。
ラスト1000mが60秒5というラップであった。
2周目4角を周ったところでまだ6馬身ほどリードがあったが、後方から追い込んだソングオブウインドが、一緒に追い上げたドリームパスポートの追撃を振り切って優勝。
2着にはドリームパスポート、3着には逃げたアドマイヤメイン。
史上7頭目の3冠を狙ったメイショウサムソンは4着に敗れた。

勝ったソングオブウインド。
道中は終始後方3番手を進む。2周目3角坂の下りを利用してスパート。
4角を周る時には2番手集団に取り付き、大外から一気に伸びて差し切った。
この馬には強さを感じなかったのだが、神戸新聞杯はあの厳しい展開で3着に粘り、その前のラジオNIKKEI賞では3角で流れが変わる厳しい展開の中追い込んで2着。
もっとよくこの馬を評価しなければいけなかったな、と今さらながら思う。
今回も厳しい展開を鋭い追い込みで差し切ったのだから、今後もGⅠ戦線で戦っていけるだろう。
流れが激しくなるレースになればこの馬の出番が来そうだ。
今回は素晴らしい勝ちっぷりであった。

2着のドリームパスポート。
終始メイショウサムソンをマークする形、7番手辺りを進む。
2周目4角をでも楽な手応え。
そして満を持して外に持ち出して一気に伸びてきたが、大外からソングオブウインドに差し切られた。
この馬はこの馬なりのベストを尽くした競馬であったと思う。
パドックを見た感じでは、やはり調教での調子の良さを示したように素晴らしいデキ。
これで距離面に問題が無いことは分かったので、来年の天皇賞ではこの馬が本命かも知れない。

3着はアドマイヤメイン。
神戸新聞杯で行かずに7着に負けてしまったので、今回は何が何でも行くだろうと思っていたがその通り。
1000m通過が58秒7、2000mまでの1000mを63秒5と、約5秒落としたが、まだ15馬身以上リードしていたのでもう少し落としても良かったのかも知れない。
ただ、これはこの馬から馬券を持っていた私なりの私見なので、豊の言うとおり、これしかない方法でのレース振り。
これで3着に負けたのだから仕方が無いだろう。
まぁ3000mは長いのかなぁ…。2400のJCでこのレースしたら楽々逃げ切りそうな感じがする。
とりあえず中距離がベストでしょう。

3冠を狙ったメイショウサムソンは4着。
4番手を進んでいたが、はるか前にアドマイヤメイン、すぐ後ろにはドリームパスポートとこの馬にとっては厳しい流れ。
2周目3角下りで前を捕らえに進出を開始したが、思った程伸び切れなかった。
皐月賞・ダービーとパドックを見た友人曰く、ダービーの時は近くを歩く度に笑える程の素晴らしいデキやったそうだ。
当時に比べて今回は、ただ筋肉が着いているだけの馬になっていたそうだ。
血統的な背景から、距離が伸びたらこの馬に向くと終始言われていたが、今回オペラハウス産駒の弱点として挙げられたのは、休み明け2走で万全には出来ないという事。
仕上がり切るのに時間が掛かるという事は注意して見ておかなければいけない。
今回は4着に敗れたが、むしろこれからJCまたは有馬記念で逆に狙えると思う。
人気が落ちるようなら買いたいな。

5着にはアクシオン。
終始後方の内を進み、2周目4角でも内を突いて伸びてきた。
この馬は札幌での勝ちっぷりが良かったので、登録メンバーを見た時には注目していた。
が、やはり一線級と戦うには少し足りないと感じた。
このメンバーで5着に入れたのだから自信になるだろう。
次の条件戦では狙ってみたいと思う。

6着以降では…
7着のマルカシェンクは結構出来ていたように思ったが、どうも万全では無かったか。
まぁどうせ福永が抑えて後ろから競馬やって終わりやろう、と思ってたが意外に前にいたのはビックリ。
最後伸び切れなかったのはやはり距離か。
ディープが回避するのは目に見えていたのだから、天皇賞行ってたら面白かったかも?
本質は2000mくらいだろうな。

トーホウアランは休み明けか?と疑いを持つようなパドックのデキ。
本当に無駄な筋肉も無くて素晴らしかった。
8着に負けてしまったのは実戦勘の無さか。残念だった。
でもこの馬の場合は直線坂の無いコースの方が良いというのは感じた。
来年の京都記念とか…密かに天皇賞もありかも。

フサイチジャンクは誌上パドックで見たときよりは数段良かったが…。
やはり厳しい流れのレースで負けているところを見ると、ここではとても狙う馬ではないよな。
今後も流れが緩くなるレースでしか用が無さそうだ。

皐月賞・ダービーを見た時には、今年の3歳牡馬戦線はメンバーが揃う割に小粒かな?と思われていたが、メイショウサムソンを中心に底上げがなされたように思う。
少なくとも去年に比べれば(1頭除く)、かなりレベルは高いと思う。
この先のJC・有馬記念でも、十分古馬と対等に戦えると思った。このレースはそれを感じさせるレースであったと思う。
非常に見ごたえのある素晴らしいレースであった。
が、確かに去年あの馬がいたにしても、前年比80.4%は非常に厳しい数字。
これもあの馬の薬物検出事件が尾を引いているのかも知れません。

天皇賞は…あまり買う気がありません(笑)
まぁ頑張って予想してみますが。

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4 コメント

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そろそろ (ボヤキファン)
2006-10-24 19:00:39
ナゴド日本シリーズ回顧&日本一予\想をしてほしいのですが…

返信する
来年は現3歳世代が牽引しそう (Bank of Dream)
2006-10-24 22:37:49
「あの馬」はあくまでも別格で、全体的なレベルからいえば、今年の3歳馬のほうが層が厚かったですね。優勝したソングオブウインド以外の2・3・4着はダービーの上位組でしたし。とりわけ宿命のライバルと今後もなっていきそうなサムソンとドリームは来年になっても壮絶なる戦いをやってくれそうです。



あの馬はもう引退するし、ハーツクライも多分来年はキングジョージ一本のような形となりそうなんで、恐らく現3歳世代が来年は古馬中長距離戦線を牽引していくことは間違いないでしょう。
返信する
日本シリーズ予想は… (A.Inaba)
2006-10-24 23:42:49
ボヤキファンさん。



ナゴドの日本シリーズは全く見ていないので、回顧するつもりはありませんが、2戦を見た限り互角やな、と思っていました。

が、今日の日ハムの勝ち方は勢いの付く勝ち方であったと思うので、日ハム有利でしょう。



それより、シーズン終盤からの日ハムの勢いは素晴らしいものがありました。

その象徴があのプレーオフセカンドステージの2戦であったと思っているので、シリーズが始まる前の勝敗予想は「4勝1敗 日ハム」です。



これを変えるつもりはありません(笑)
返信する
あの馬以外の現4歳世代は… (A.Inaba)
2006-10-24 23:57:58
ホンマに弱いですからね。

デルタブルースも菊花賞以外は正直泣かず飛ばずの状態ですから。ハーツクライ以外の5歳勢もそんなに勢いを感じません。



3歳勢が来年は席巻しそうです。
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