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フォー・ウエディング(劇場)

2004-06-26 18:49:00 | ヨーロッパ映画/イギリス・フランス (2
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監督 マイク・ニューウェル
出演 ヒュー・グラント アンディ・マクドウェル
    サイモン・カロウ ジョン・ハナー

試写会で「ラブアクチュアリー」を観て「フォー・ウエディング」がもう一度観たくなった。
一時期、大変人気のあったヒュー・グラントの魅力再確認の映画でした。
英国を舞台に、四つの結婚式と一つのお葬式、
その人間模様が時に滑稽に時に真面目に描かれて、好きな映画の一つです。

ヒューは、なかなかモテる気楽な独身貴族。
友人の結婚式の介添え役を頼まれているのに遅刻する場面から映画は始ります。
この時、別の部屋で寝ていた女の子は、ルームメート。

英国では男女が、アパートをシェアするのは珍しいことではないらしい。
結婚式こそ、お相手を探す絶好のチャンス。
ヒューのように披露宴で、過去に付き合った女性たち?と同席するという悪夢の一幕もありますが。笑
美しい英国のウエディングをふんだんに見る事ができます。

荘厳な教会、美しい庭園での披露宴。
イギリス人は披露宴のスピーチでさえギリギリのブラックユーモアがあって、ドッキリさせられます。

ヒューはそこで美しいアメリカ人女性アンディを見かけ、恋に落ちます。
さて、二人はめでたく結ばれるのですが、結婚を望む彼女に尻込みしてしまうヒュー。
失意のアンディは他の男性と結婚。

その式の途中で、ヒューの友人(サイモン・カロウ)が、倒れて亡くなってしまいます。
サイモンはゲイでパートナー(ジョン・ハナー)と幸せに暮らしていました。
お葬式で、パートナーのサイモンへの愛とお別れの静かなスピーチは、心に沁みます。
愛にも色んな形があるんだな。

サイモン・カロウは「モーリス」「眺めの良い部屋」などでお馴染み。
キングオブイングリッシュが美しい渋い役者ですね。

ヒューの弟は耳が不自由なのですが、ある結婚式で彼を気に入った女性がいました。
その次には女性は手話を習って来て懸命に彼に話かけます。
愛が生まれるのはこんな瞬間なのですね。

ヒューは泣き落とし?の元彼女と結婚することになりますが。
当日、教会に現れたアンディが離婚したことを知ります。
動揺するヒュー。
式の途中、お決まりで牧師が「この結婚に意義がある者は申し出よ」と述べた時。
コツコツと机を叩く音が・・・ヒューの弟でした。
手話で「兄さんは別の人を愛している。自分に正直に」と兄に問いかけます。
この場面は感動的でした。

ヒューを優柔不断な男と言ってしまえばそれまでだけど、結婚は人生の一大事。
彼の心の迷いが分かるような気もするし。笑








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