監督: ルネ・クレマン
出演: アラン・ドロン、マリー・ラフォレ、モーリス・ロネ
1960年
ニノ・ロータの曲と共に名作だと思います。
アラン・ドロンが輝くように綺麗です。
金も地位もない若者が自分を侮辱する富豪の放蕩息子(モーリス・ロネ)に殺意を抱きます。
トムは遊び歩く息子を故郷に連れ帰る仕事を彼の両親に頼まれます。
このイヤな男、モーリス・ロネもまた美しい。
原作は彼らはホモセクシァルな関係らしいのだけれど、映画はそれは匂わせていません。
すぐにトムを連れまわる事に飽きたドラ息子はトムに手ひどい嫌がらせをします。
一歩間違えていたらトムの命も危なかった。
自分が持っていない物全てをコイツは持っている!
憎悪が殺意に変わり、それは計画的に進められます。
頭のキレるトムは全てをうまくやり終え男の恋人さえ(マリー・ラフォレ)手に入れます。
太陽が照りつける浜辺で幸せそうに眼を閉じるトム。
「ムッシュ電話ですよ」の声に笑顔で立ち上がる彼。
物陰には証拠を握った刑事が待つのも知らないで。。。
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